連載:プロ野球 あの人はいま

ユニホームから白衣へ着替えた田村勤院長 ケガと戦った自分だからこそできること

沢井史
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現在の田村は「院長」として、体に痛みを抱えた学生や親御さんと真剣に向き合う日々を送る 【撮影:スリーライト】

 元阪神の田村勤は長きにわたるケガとの戦いの末、満身創痍でユニホームを脱いだ。完全燃焼をしたかと言われると「まだまだやれる」という思いの方が強かった。今でもキャッチボールがまともにできない左ひじではあるが、それでもこの経験を何らかの形で還元したい。指導者として歩んでいくことも選択肢として数えていたが、「それだけでは物足りない」「もっとできることがあるのではないか」と考え続けていた。

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整骨院を志すきっかけとなった恩師の言葉

 現役引退後は大阪経済大へコーチとして指導に出向くことがあったが、駒澤大時代の恩師・太田誠前監督から言われた言葉が今の人生の全てとなっている。

「プロ野球を引退して、太田監督のところに挨拶(あいさつ)に行ったんですけれど、その時に『お前は今後どうするんだ』と言われました。野球に携わることはやっていくつもりですと話したら、『ケガが多かったのだから、ケガをしている人の気持ちが分かるだろう。そっちの道に進んでみたらどうだ』と。確かに自分なら何かできるのではないかと思いました」
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著者プロフィール

沢井史

大阪市在住。『報知高校野球』をはじめ『ホームラン』『ベースボールマガジン』などに寄稿。西日本、北信越を中心に取材活動を続けている。

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