『バスケットLIVE』解説者が選ぶ Bリーグベスト5&シックスマンは?

大橋裕之
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 まもなく、レギュラーシーズンの折り返しを迎えるBリーグ。昨夏のW杯と今夏の東京五輪に挟まれた2019-20シーズンは、これまで以上に選手たちのプレーに注目が集まるところだ。今回は、元日本代表で現在『バスケットLIVE』の解説を務める渡邉拓馬氏に、前半戦のベスト5、さらにはベストシックスマンを選んでいただいた(取材日:1月11日、記録は1月14日現在)。

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特筆すべき富樫勇樹のパフォーマンス

ポイントガードで選出した富樫について、渡邉氏は「千葉を支えるメンタリティー」を評価 【写真:YUTAKA/アフロスポーツ】

 まずポイントガードには、千葉ジェッツの富樫勇樹をピックアップした。

 チームはいまでこそ東地区4位まで浮上したが、開幕当初は黒星先行で一時は地区最下位へ転落。本人も昨年7月の負傷からアーリーカップで実戦復帰し、コンディションを上げていく過程にあった。

 しかし、そんな難しい状況でも「けが明けながら、ガードとしてプレータイムも長く、チームをけん引している」とした「千葉を支えるメンタリティー」を評価。1試合平均27分の出場で、アシストはリーグ1位(6.3)、得点も日本人選手でトップ(14.5点)をたたき出す。

 また、「状況を変えていこうとするパフォーマンス+リーダーシップ」は、やはり特筆すべきものがある。さらに、「(怪我で)W杯に出られなかったので、その分の期待もあります」と、ひのき舞台に立てなかった悔しさを糧に、リーグ戦で活躍する姿にエールを送った。

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田中大貴が今季変わった部分は?

A東京の田中大貴は「リングにアタックする意識が変わった」という 【写真は共同】

 シューティングガード、スモールフォワードには、「W杯明けから意識が変わった」という東地区2位・アルバルク東京の田中大貴と、同地区1位・宇都宮ブレックスの比江島慎を挙げた。

 両選手はいずれも、「攻守ともに兼ね備えた印象があります。得点、アシスト、ディフェンス(に優れ)、チームプレーヤーであり、流れを変えらえるし、ビックショットも決められる」と、もともとあるオールラウンドなスキルを改めて高く称賛。

 そのうえで、田中については「リングにアタックする意識が変わった」という。
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著者プロフィール

1986年生まれ。3人制バスケットボール3x3をメインに執筆キャリアを積んでいるフリーランスライター。オリンピックの正式種目になる前から週末に各地の大会を行脚。トップリーグ・3x3.EXE PREMIERは2014年の開幕から全シーズン、ライターとして携わり、FIBA(国際バスケットボール連盟)が主催するクラブ世界一を決めるツアー大会、FIBA 3x3 World Tour Mastersの宇都宮大会は2016年より毎年取材へ。『hangtime』や『FLY Magazine』、JBA会員向け情報誌『TIPOFF』などに寄稿。

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