比江島慎、印象深いマッチアップは田中大貴 Bリーガーが語るウインターカップ<5>
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プレッシャーの中で達成した大会3連覇
洛南のウインターカップ3連覇に貢献した比江島慎 【写真:バスケットボールキング/加藤誠夫】
実は2年生の時の決勝も印象深かったです。その時は前年の優勝から主力が4人残って優勝候補として「優勝して当たり前」と言われていた中でインターハイと国体で負けてしまった。悔しい思いをしてからの優勝だったので……さらに準決勝で能代工業高校(秋田)を、決勝では地元の福岡第一高校(福岡)を倒して優勝できたので思い出に残っています。そして、3連覇のかかった最後の大会では、インターハイで福岡第一に打ちのめされた形で負けた中で、ウインターカップで「僕らの代で優勝できなかった」と言われたくなかったという思いもあったので、本当にうれしかったですね。
――ウインターカップ3連覇は、あの田臥勇太(宇都宮ブレックス)選手がいた能代工業以来でした。その3連覇というのを目の前にした時のプレッシャーはすごかったですか?
めちゃくちゃありましたよ(笑)。自分の中で勝手にですけど、他のチームに3連覇を阻止されたくないという思いがありました。自分がチームを引っ張ってきた中で「3連覇できて当たり前だろ」と周囲から思われていたので常にプレッシャーや重圧との戦いでした。
――そのプレッシャーや重圧に打ち勝って、3連覇を達成できた理由は何ですか?
もう僕は地元の福岡県を勝手にライバル視していたので、それが良かったというか自分の原動力になって腐らずに毎日過ごせましたし、常に向上心を持ってプレーできたからだと思います。あの時の福岡第一は強かったですし、彼らには絶対に負けないという部分を目標にしていました。
――洛南高校(京都)はどういう経緯で進学を決めたのですか?
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