悲願の「花園」初優勝を目指す京都成章 個に頼らず全員で難敵を迎え撃つ
今年の京都成章の強みは、なんといっても大型選手をずらりとそろえたFWだ。プロップ西野、ロック本橋、フランカー延原など、FWだけで6人の高校日本代表候補を擁する 【京都新聞/共同通信イメージズ】
湯浅泰正監督は教え子たちに「戦うことを楽しんでほしい」と言っているが、選手たちが「花園を楽しむ」ことができれば、悲願の日本一に手が届くかもしれない。
「大学生並み」とも言われる大型FW
タレントは大会屈指だ。
先発FW8人の平均体重は、今春の時点で約100キロあった。リザーブを含めた3人のロック(本橋拓馬=2年、山本嶺二郎=3年、岡大翔=3年)はいずれも身長190センチ前後。さらにプロップ西野拓真(3年)、フランカー延原秀飛(3年)、ナンバーエイト村田陣悟(3年)も180センチ台。日本の高校ラグビー史においても稀有(けう)であろう大型FWは、「大学生並み」とも言われる。
BKにも才能豊かな選手がそろう。ウイングの森本蒼(3年)はトライゲッター。2年生ハーフ団のスクラムハーフ宮尾昌典、スタンドオフ辻野隼大は、いずれもラン、キックとも優れる。辻野は昨年度の花園でも、1年生ながら流通経大柏(千葉)に敗れた3回戦に途中出場するなど経験豊富。FWは3年生中心、BKは2年生中心というメンバー構成が特徴的だ。加えて、今年のチームは選手層が厚い。
「(先発とリザーブは)ほとんど遜色ないです。ハーフ団は宮尾と辻野ですが、同じ2年生の西村(建哉)、徳永(司也)も良いです」
湯浅泰正監督も確かな手応えを感じている。
そんなタレント軍団をピッチで率いるのは、プロップ西村優希(3年)とフランカー三木皓正(3年)だ。今年の京都成章は共同キャプテン制を敷いている。西村がその経緯を教えてくれた。
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