川内優輝物語 -ゴールなきマラソンマン- 第6話 二足のわらじの限界
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17年世界陸上での失敗
40キロ以降のラップタイムは6分41秒。優勝したジョフリー・キルイ(ケニア)の6分51秒をも上回った。
だが、目標にしていた入賞(8位以内)までは、わずかに及ばず。一時は17位まで落とした順位を9位まで上げたものの、8位のダニエル・ワンジル(ケニア)までは、あと3秒届かなかった――。
【(C)井上正治】
最後の日本代表と宣言していた舞台であわよくば表彰台、最低でも入賞は狙いたいと目標を口にしていた川内。レース序盤はベテランの中本をマークすることに決めていた。
中本と川内は、ともに11年大邱(テグ)、13年モスクワの世界陸上で日本代表となっており、いずれの大会でもやや突っ込み気味の走りで自滅した川内に対し、安定感のある中本は先着していた。
12年五輪・ロンドン大会6位、13年世界陸上・モスクワ大会5位と世界大会で2度入賞していた中本が大崩れしないことを、川内は知っていた。それだけに、まずは中本をマークし終盤まで好位置をキープできれば、必ずチャンスは訪れると踏んでいたのだ。
だが、序盤で看板に足をぶつけるハプニングに遭うと、23キロ付近の曲がり角では段差でまさかの転倒。中間点を前にズルズルと後退し、レース前の思惑は脆くも崩れ去った。
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