ホンダ復活の試金石がモナコGP レッドブルが持つシャシーの強みとは?

田口浩次
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昨年のモナコGP、レッドブルのリカルドが優勝。ファステストラップもレッドブルのフェルスタッペンが記録している。相性の良いモナコGP、レッドブル・ホンダのマシンの可能性は? 【Getty Images】

 モナコGPは通常より1日早くフリー走行がスタートする。それはなぜかと言うと、木曜日にフリー走行1と2が行われ、金曜日は休息日となる変則スケジュールだからだ。そして土曜日にフリー走行3と予選が行われ、日曜日の決勝レースを迎える。

 当然、チームにとっても休息日と思いきや、たしかにドライバーはやることがないので、トレーニングに活動時間を割いたり、広報に指示されたプロモーション活動をしている。しかし、エンジニアにとっては、フリー走行データを分析する時間が普段の倍以上になる。より、緻密なマシンセッティングを目指して本国ファクトリー側に控えるエンジニアたちと一体になって、準備を進めていく。パワーユニット(PU)のパワーによる差がいちばん小さいモナコGPだけに、どうマシンを仕上げるか。エンジニアたちの能力が問われるレースなのだ。

モナコに求められるのはマシンの操縦安定性

1987年のモナコGPで勝利したアイルトン・セナ。同年からホンダエンジン搭載車は92年まで、6年連続でモナコGPに勝利した 【Getty Images】

 デンマーク出身でフォトグラファー、ジャーナリスト、そしてTVコメンテーターとマルチに活躍するピーター・ヌゴール氏は、モナコGPで速いマシンの特徴を説明してくれた。
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