落ちてきた飛距離を取り戻そう 悪さをしていたのはバックスイングかも

吉田洋一郎
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飛ばし屋ダスティン・ジョンソンはバックスイングに特徴がある 【Getty Images】

 課題別のワンポイントレッスンをゴルフスイングコンサルタントの吉田洋一郎が解説。今回は落ちてしまった飛距離を取り戻す方法をご紹介する。

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「恐怖」でスイングが小さくなっていませんか?

「最近ドライバーが飛ばなくなった」と感じてはいないだろうか。暖かくなるこの時期は、体が動きやすくウェアも薄着になるため飛距離が伸びやすい季節。しかし春になっても冬のシーズンと距離が変わらない人という人は多いようだ。特にゴルフ歴が長いほどその傾向は強いように思える。これは単に年齢を重ねて筋力が落ちたり、柔軟性がなくなったという話ではない。

 要因は「曲げたくない」という意識だ。大きく曲がる球への恐怖からだんだんと動きが小さく、そして慎重になる。なかでもアマチュアに多いのが、テークバックをゆっくり上げるスイングだ。

 バックスイングの遅い人は、おそらく「クラブをゆっくり上げたほうが正しい位置に持っていけそうだ」と思っている。しかし習字を思い出してほしい。筆をゆっくり動かしたからといって正確性が増すとは限らない。逆に、慎重に筆を動かせば動かすほど肩や手に力が入り、「はね」のような勢いを要求される動きがしづらくなってしまう。
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著者プロフィール

シングルプレーヤーを目標達成に導くゴルフスイングコンサルタント。世界で最も有名なゴルフインストラクター、デビッド・レッドベターから世界一流のレッスンメソッドを直接学ぶ。毎年数回ゴルフ先進国アメリカやヨーロッパに渡り、PGAツアー選手を指導する一流インストラクターに直接学ぶなど、心技体のゴルフ最新理論に関する情報収集と研究活動を行っている。実際に教えを受けた著名ゴルフインストラクターの数は100名を超える。監修した書籍「ゴルフのきほん」は30,000部のロングセラー。ゴルフ雑誌、スポーツ新聞にて連載を3つ持ち、世界のゴルフティーチングに関する情報発信を行っている。

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