奥行きあるディープ産駒エデリーに★6つ 有馬Vブラストの父から新たな期待馬も
競馬専門紙「優馬」の2歳馬チェック
ゴドルフィンブルーでも藤沢&ルメール エデリー
デビュー2戦目で初勝利をあげたエデリー(左橙帽)(撮影:日刊ゲンダイ) 【(C)競馬専門紙「優馬」】
エデリー 牡 馬体重:516kg(-4)
★★★★★★ 6点
騎手:ルメール 厩舎:(美) 藤沢和
生産:ダーレー・ジャパン・ファーム
馬主:ゴドルフィン
父:ディープインパクト
母:ヴァレリカ(Dynaformer)
中団の外目にポジションを取り、3角すぎから仕掛けていく展開。直線に向くと力強い末脚で急坂も苦にせず、グイグイと伸びてキッチリと前を捉えてみせた。初戦はやや仕掛けが遅れたというか、反応が鈍かった印象があるが、2戦目でシッカリと変わり身を見せた。まだまだ奥行きのある走りで、来年以降が楽しみだ。
馬体診断
500キロ超で見栄えのする好馬体。筋肉量、骨格ともに素晴らしく、大物感が漂う。ただ、初戦からマイナス4キロとしたものの、まだ少し緩さが残るのも確か。もう少し絞れてくれば反応面でも良化が見込めそう。馬場が多少渋っても問題なさそうなタイプ。フットワークが大きく、本質的には広いコース向きで、距離はまだ延びてもOK。
血統診断
祖母マンデラは独オークス3着などの実績がある。本馬の叔父にワールドエース(マイラーズC、皐月賞3着)がいる。母父は主にアメリカのダートで走ったが、芝でも勝利経験があり、日本でもお馴染みのロベルトの直仔種牡馬。父・母父の組合せで走った馬を見ると、芝中長距離で持久力を生かすタイプと言えそう。
馬券の狙い目→本格化はまだまだ先だが、能力は高い。東京芝2400mのような条件は合っているが、現状では極端な瞬発力勝負は避けたい。
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