奥行きあるディープ産駒エデリーに★6つ 有馬Vブラストの父から新たな期待馬も
名門の一族&勢い◎の父 グラディーヴァ
牡馬相手にデビュー戦を快勝したグラディーヴァ(撮影:日刊ゲンダイ) 【(C)競馬専門紙「優馬」】
グラディーヴァ 牝 馬体重:458kg
★★★★★ 5点
騎手:M.デムーロ 厩舎:(栗) 中竹
生産:ノーザンファーム
馬主:近藤英子
父:ハービンジャー
母:カノーロ(ディープインパクト)
好スタートを決めたが、ムリせず折り合い重視で好位グループの後ろへ。終始、余裕のあるレースぶりで、直線は力強く突き抜けて完勝。阪神の芝は降雨の影響で重たい状態だったが、それにもしっかりと対応してみせた。完成度の高いレースぶりで、クラスが上がっても期待できそうだ。
馬体診断
馬体はスッキリと仕上がっていて、脚捌きにも軽やかさと伸びやかさがあって好状態。ハービンジャー産駒らしく、スマートで骨太な馬体をしている。パドックで少しキョロキョロするシーンもあったが、これは初めての分だろう。実戦での折り合いには不安がなかった。蹄の造りを見たところ、道悪もこなせそうなタイプ。
血統診断
母は新馬勝ちのあと、クイーンCで4番人気15着。現役生活はこの2戦のみだが、本馬の3代母が名牝エアグルーヴという名門の血筋。父、母父の組合せはまだサンプルが少ないものの、OP勝ち馬・重賞3〜4着馬が出ており、相性自体は良さそう。父の産駒の傾向的には3歳秋くらいにグッと良くなりそう。
馬券の狙い目→現状の完成度は高いが、まだ成長の余地はある。秋華賞(京都芝2000m)やエリザベス女王杯(京都芝2200m外)といった条件は合っている。