連載:あの馬はいま 一世を風靡した競走馬たちの歩み

わずか8戦で輝かしいセカンドキャリア ダンスインザダークの悠々自適

原口啓一(teramix)
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今年25歳を迎えたダンスインザダーク。食欲、毛艶共に健康そのものだ 【teramix】

 わずか8戦。2年間の現役生活で種牡馬生活に入ったダンスインザダーク。それでもその戦績は輝かしい。先行馬を差しきった新馬戦を勝ち、4歳(※旧馬齢)になってからは一気に4つのレースを勝ち取る。1着5回、2着2回、3着1回。着外どころかすべてが3着以内という王者の競馬だ。サンデーサイレンス直系でもあり、種牡馬入りは想定通りの歩みだろう。事実、代表産駒にはGIを制するような多くの馬がいる。そして2017年には種牡馬を引退。悠々自適の日々を送っているが、素晴らしいのはその環境だ。社台グループの功労馬に対する理念がそのまま具現化したようなその居住地はまさに理想的な場所。北海道の広々とした牧草地に、駿馬ダンスインザダークを訪ねた。
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著者プロフィール

エディター。1951年4月25日生まれ(67歳)。女性総合誌の編集者として人物インタビュー、トラベル取材、ファッションなどを手掛ける。その後、馬の美しさと競馬・乗馬の世界に魅了され乗馬誌『Equus(エクウス)』を創刊。現在は“Equus Onlin”を主宰。

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