「強い競馬」シャドウディーヴァに★6つ ダートで7馬身、シハーブの将来性も抜群
競馬専門紙「優馬」の2歳馬チェック
目指すはオークスの舞台 シャドウディーヴァ
デビュー3戦目で初勝利をあげたシャドウディーヴァ 【撮影:日刊ゲンダイ】
シャドウディーヴァ 牝 馬体重:468kg(±0)
★★★★★★ 6点
騎手:ルメール 厩舎:(美) 斎藤誠
生産:ノーザンファーム
馬主:Shadow
父:ハーツクライ
母:ダイヤモンドディーバ(Dansili)
スタート直後に少し寄られるシーンがあったが、問題なく好位グループを前に見る位置取り。直線に向いてやや前が狭くなる場面があったものの、残り200m地点で抜け出すと、後続に4馬身差。ラスト3Fが11秒4−11秒3−11秒2という流れであったことを考えると、強い競馬という一言に尽きる。2戦連続2着の鬱憤を晴らす勝ちっぷり。
馬体診断
デビュー戦から中2週〜中1週という、間隔の詰まったローテーションだが、落ち着いた周回で歩様にも堅さはなかった。馬体重の割りに体を大きく見せ、まだまだ成長の余地もある。馬体に前後の幅もあって、距離は中距離以上が理想だろう。オークス戦線で期待できそうな1頭。
血統診断
母はアメリカの芝でGII勝ち。本馬の半姉ハウメアは1000万を勝ち上がり、今後も活躍しそうな期待馬。母の父Dansiliは主に欧州のマイル戦線で活躍、GIでは2着3回3着3回という善戦マンだったが、ハービンジャー(キングジョージ)や、レイルリンク(凱旋門賞)など、中長距離路線で活躍する産駒が出ている。父ハーツクライの本馬も距離適性はそういったカテゴリーだろう。
馬券の狙い目→斎藤誠厩舎のハーツクライ牝駒といえばヌーヴォレコルト(オークス)が思い出される。本馬もオークス路線での活躍に期待したい。