箱根制覇を掲げるスピード軍団・東海大 強化スタイルを“変革”し悲願達成へ
両角監督「箱根駅伝から距離を置きすぎていた」
“スピード軍団”東海大のエースでもある館澤亨次。アジア大会には日本代表として1500メートルに出場した 【写真:YUTAKA/アフロスポーツ】
今季前半まではトラックのスピードを磨いてきた東海大だが、今年の夏合宿は強化方針を大きく変えた。両角監督は夏合宿に入る前に「箱根だよ!」と選手たちに宣言したという。
「これまで箱根駅伝から距離を置きすぎていた部分がありました。館澤のようにトラックをがんばる選手もいますが、今季は『箱根駅伝だ』と言い続けています。出雲と全日本も大切ですけど、箱根を一生懸命やることで還元される力がある。それを期待しながら取り組んでいます」
8月2日〜12日は昨年と同じ長野・白樺湖で全体合宿。湖畔1周3.7キロの遊歩道には全天候走路が完備され、30キロ走を3回行った。「ペースは1キロ3分50秒から入り、ラスト5キロが3分30秒くらいで上がる程度。2次合宿のための予備段階という内容です」と両角監督。アジア大会を控えていた館澤も参加し、ほとんど同じメニューをこなした。