韓国馬を一蹴! 今年も日本馬は強かった 好騎乗の藤井勘一郎、夢のJRA騎手受験へ
9月9日に行われた韓国競馬のGIコリアSを日本馬モーニンで制した藤井勘一郎騎手、夢はJRA騎手だ 【写真:有田徹】
“韓国の菜七子”も目を輝かせるビッグレース
藤田菜七子騎手的な存在で注目を集める韓国のキム・ヒョジョン騎手、レース後の私服姿もパシャリ(写真左=撮影・有田徹、右=撮影・山本智行) 【スポーツナビ】
前評判では地元の連勝馬、英国の芝GI出走馬もいて“番狂わせ”を警戒する関係者もいたが、レースは単勝1.7倍のロンドンタウンが歴史的大差で連覇を飾った。その差は15馬身。時代も舞台も違うとはいえ、1998年金鯱賞のサイレンススズカを思わせるようなワンサイド勝ちだった。
「ハナを主張する馬がいたので2番手に。ペースが遅かったので向こう正面で迷わず行った。直線に入って、ビジョンで確認したら何も映ってないんだもん」
コンビの岩田のほおは緩みっぱなしだった。タイムは昨年より力のいる馬場だったにもかかわらず1分50秒6。昨年マークした自身のレコードをコンマ1秒更新した。
メーンレース・コリアカップは岩田康誠騎乗のロンドンタウンが歴史的大差で連覇 【写真:有田徹】
これで日本馬はコリアンC3連勝。ジャパンCも創設後は外国馬が3連勝したが、年々着差が広がっているのはどうしたものか。優勝セレモニーでは薪浦亨オーナーが韓国競馬界のトップの前で早くも3連覇を宣言した。来年も選出されれば、かなりの確率で達成されるだろう。オッズがどこまで下がるか知らないけれど……。