美しい筋肉、ダノンジャスティスに★8つ ダノン×中内田の組合せで2歳GI当確か
競馬専門紙「優馬」の2歳馬チェック
同厩の先輩を超えられるか? ダノンジャスティス
写真のダノンプレミアムと同様の活躍が期待されるダノンジャスティス(撮影:日刊ゲンダイ) 【(C)競馬専門紙「優馬」】
ダノンジャスティス 牡 馬体重:492kg
★★★★★★★★ 8点
騎手:石橋脩 厩舎:(栗) 中内田
生産:ノーザンファーム
馬主:ダノックス
父:Kingman
母:マンビア(Aldebaran)
無難なスタートを切り、道中は中団の外目でじっと待機。直線に向くと、ラスト2F11秒3−11秒2の流れを一瞬で差し切り、1馬身と1/4差の完勝を収めた。若馬は直線で少しヨレたりするのが普通だが、この馬は真一文字に駆け抜けた。抜群の瞬発力とスピード性能、完成度の高さも相まって、マイル戦線の主役候補になりそうな1頭。
馬体診断
隆々と盛り上がった肩〜胸前にかけての筋肉は美しさすら感じさせるほど。「本当に2歳馬か?」と思わせるシルエットは、良質なマイラーとしての素質をのぞかせている。1400mでのデビューだったが、マイル戦は問題なくこなせそう。成長の余地は未知数だが、少なくとも3歳春までは一枚上の完成度で勝負できそう。
血統診断
母は仏で芝1400mのGIII勝ち。父Kingmanは3歳時にマイルGIを4連勝し、欧州年度代表馬に輝いた名馬で、ダンジグから連なる父系は短距離指向が強い。母父Aldebaran(アルデバランII)も日本でダンスディレクター、ダノンゴーゴーといったスプリンターを出しており、全体的に短距離色の強い血統構成。とはいえ父の実績からマイルへの適性も十分と言え、選択肢は広い。
馬券の狙い目→能力の高さ、完成度の高さから、順調なら朝日杯FS(阪神芝1600m外)でも上位の一角を張れそう。同厩の先輩ダノンプレミアムを髣髴とさせ、マイル路線で大活躍の予感。