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中京記念◎戦法丸ミエノサクシード　「競馬巴投げ！第173回」1万円馬券勝負

乗峯栄一 2018年7月21日 11:47

ガリバルディや、いま如何

[写真３]ガリバルディ【写真：乗峯栄一】

　とりあえず中京記念出走の馬の写真から。例によって、夏場はトレセンに行っても、あまり馬がおらず、かつまた各厩舎の朝の店じまいが早いので、古い写真も混じります。アイウエオ順に。

［写真1］はアメリカズカップ。しばらく勝利から遠ざかっているが、このところの音無厩舎の勢いに乗って一発があるかも。坂路タイムはいいものが出ている。昨年のマイルCS週の撮影。

［写真2］はウインガニオン。昨年中京記念の覇者。前に行って粘り込む戦法だが、いまの中京は内が少し荒れてきたのでどうなんだろうか。昨年マイルCS週の撮影。

［写真3］はガリバルディ。２年前の本レースの覇者。いいところまで行くことはあるが、あれから勝ち鞍がない。ディープインパクト×シェンクという超良血なのに、このまま終わるのだろうか。

　その良血ゆえ、我がPOGグループでも上位指名された。「ガリバルディって、あのガリバルディか？　♪ガリバルディや、いま如何、のあれか？　与謝野鉄幹作詞の。♪ああ我ダンテの奇才なく、バイロン・ハイネの熱なきも」と歌うのだが、司会者は「何ですか、それ？　とにかくシェンクの2011でいいですね。では次」などと言う。頭に来て「♪妻をめとらば才たけて、ミメ麗しく、情けある。友を選ばば書を読みて」と歌い続けたら「うるさい。静かにせえ」と怒られた。しょうがないから「♪シェンク2011、いま如何」と小さく歌って涙をぬぐった覚えがある。

　ガリバルディや、いま如何。

[写真４]コウエイタケル【写真：乗峯栄一】

［写真4］はコウエイタケル。７歳だが、去年の夏は小倉でよかった。それまではあまり夏は使っていなかったが、暑さに強い馬なのかもしれない。撮影は古く14年３月のものだ。

[写真５]スマートオーディン【写真：乗峯栄一】

［写真5］はスマートオーディン。16年ダービーのわが本命馬だ。毎日杯、京都新聞杯と連勝し、ダービーでもマカヒキの６着と善戦したが、なぜかオーナーは調教師に不満を漏らして池江厩舎に転厩した。しかし転厩直後、屈腱炎を発症し、前走は約２年ぶりの出走だったが惨敗した。奇跡の復活はあるのか。

[写真６]フロンティア【写真：乗峯栄一】

［写真6］はフロンティア。NHKマイルは惨敗だったが、このところ復調気配で、坂路では好タイムを連発している。復活の可能性大だ。

[写真７]ムーンクレスト【写真：乗峯栄一】

［写真7］はムーンクレスト。このところ大敗が続いているが、一発大逆転はあるか。

[写真８]ロジクライ【写真：乗峯栄一】

［写真8］はロジクライ。マイラーズＣではハナを切って、最後惜しいところで交わされたが、力まずスタートを切ればいい脚を長く使える。中京千六に向いている脚質といえる。

川島＆ミエノサクシードに絶好の追い込みチャンス！

　中京も最終週を迎えた。前半に大雨があったこともあって、内が荒れてきた。ここは外の追い込み馬を狙う。ミエノサクシードだ。３走前、阪神外回り、長い直線での最後方からの追い込み勝利が忘れられない。力がありながら、もう一つチャンスに恵まれない川島信二が追い込みチャンスの絶好の機会をものにする気がしてならない。

　単（14）ミエノサクシード千円。三連単軸（14）、ヒモに（12）ロジクライ、（13）ウインガニオン、（5）フロンティア、（9）ダイメイフジ、（4）リライアブルエース、（16）グレーターロンドンの６点ボックス90点各百円。総計一万円でいく。

乗峯栄一の１万円馬券勝負！2018夏の陣

＜今週の１万円勝負（中京記念）＞
単勝（14）ミエノサクシード×1,000円
3連単（14）ミエノサクシード1頭軸マルチ→（12）（13）（5）（9）（4）（16）[90点]×100円＝9,000円

＜前回の１万円勝負（函館記念）＞
単勝（4）クラウンディバイダ×1,000円ハズレ
3連単（4）クラウンディバイダ1頭軸マルチ→（5）（7）（13）（11）（9）（1）[90点]×100円＝9,000円⇒ハズレ

＜前回までの収支＞
−4万9,490円−1万0,000円＝−5万9,490円

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著者プロフィール

乗峯栄一

　1955年岡山県生まれ。文筆業。92年「奈良林さんのアドバイス」で「小説新潮」新人賞佳作受賞。98年「なにわ忠臣蔵伝説」で朝日新人文学賞受賞。92年より大阪スポニチで競馬コラム連載中で、そのせいで折あらば栗東トレセンに出向いている。著書に「なにわ忠臣蔵伝説」（朝日出版社）「いつかバラの花咲く馬券を」（アールズ出版）等。ブログ「乗峯栄一のトレセン・リポート」