クラウン逃げて配当2(ディ)バイダ 「競馬巴投げ!第172回」1万円馬券勝負

乗峯栄一

函館記念、今回の写真は関西馬5頭

 とりあえず、写真の説明から。今回は関西馬5頭だけで、しかも古いものも含まれている。どうか、ご容赦を。とりあえず、枠順の早いもの順に。

[写真1]はカデナ。去年のダービー週の撮影です。昨年の弥生賞を快勝し、クラシック候補と目されたが、その後低迷している。北海道で気分を変えるか。

[写真2]はスズカデヴィアス。古いけど、14年のダービー週の撮影です。前走、7歳にして初重賞を勝った。調子はいいし、晴雨問わずの粘り脚だし、今の函館に向くだろう。

[写真3]トリコロールブルー 【写真:乗峯栄一】

[写真3]はトリコロールブルー。去年の菊花賞週の撮影です。その菊花賞こそ大敗したが、二千では3勝、2着1回、3着1回の好成績だ。有力馬の一角であることは間違いない。

[写真4]カレンラストショー 【写真:乗峯栄一】

[写真4]はカレンラストショー。14年8月、まだデビュー前、お父さんの橋口弘次郎厩舎に所属していたときのものだ。前に行って粘る脚質はいまの函館に合っているが、今回は同型のクラウンディバイダがいるのでどうだろうか。

[写真5]ブレスジャーニー 【写真:乗峯栄一】

[写真5]はブレスジャーニー。遠い写真ですが、去年の有馬記念週の撮影です。2歳秋に3連勝して、クラシック候補と言われたが、故障して長期休暇に入った。あの2歳の頃の勢いがまだ戻っていないように思えるのだが。

去年の函館記念、当コーナーで3連単91万5320円的中

 準一線級の馬がそろって、比較の難しい混戦となっている。しかし不肖わたくし、去年のこのレースで、3連単91万5320円の当コーナー最高配当を当てている。

 よく「北海道には梅雨がない」という言われ方をするが、本州の梅雨明け直後の7月中旬、下旬あたりは函館近辺には梅雨前線がある。芝が重い。加えて直線が短いから追い込みが効きにくい。去年も人気薄の逃げ馬ヤマカツライデンが3着に粘って大穴となったが(今年もヤマカツ、出ると言っていたのにどうしたんだろ?)、今年も逃げ、先行馬を狙う。スタート正確無比のクラウンディバイダだ。同型のカレンラストショーやマイネルハニーもいるが、クラウンは2番手、3番手からでも競馬できる。

 函館の梅雨をなめてはいけない。

 単(4)クラウンディバイダ千円。三連単軸(4)、ヒモに(5)スズカデヴィアス、(7)トリコロールブルー、(13)ナイトオブナイツ、(11)マイネルハニー、(9)カレンラストショー、(1)ブラックバゴの6頭ボックス、90点各百円、総計1万円でいく。

乗峯栄一の1万円馬券勝負!2018夏の陣

<今週の1万円勝負(函館記念)>
単勝(4)クラウンディバイダ×1,000円
3連単(4)クラウンディバイダ1頭軸マルチ→(5)(7)(13)(11)(9)(1)[90点]×100円=9,000円

<前回の1万円勝負(宝塚記念)>
単勝(11)サイモンラムセス×1,000円⇒ハズレ
3連単(11)サイモンラムセス1頭軸マルチ→(2)(4)(16)(10)(8)(5)[90点]×100円=9,000円⇒ハズレ

<前回までの収支>
−3万9,490円−1万0,000円=−4万9,490円

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著者プロフィール

 1955年岡山県生まれ。文筆業。92年「奈良林さんのアドバイス」で「小説新潮」新人賞佳作受賞。98年「なにわ忠臣蔵伝説」で朝日新人文学賞受賞。92年より大阪スポニチで競馬コラム連載中で、そのせいで折あらば栗東トレセンに出向いている。著書に「なにわ忠臣蔵伝説」(朝日出版社)「いつかバラの花咲く馬券を」(アールズ出版)等。ブログ「乗峯栄一のトレセン・リポート」

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