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着実な成長を見せるトロロッソ・ホンダ
パワーユニットのアップデートに期待

本気で中団トップを狙ったモナコGP

モナコGPで7位入賞を果たしたガスリー
モナコGPで7位入賞を果たしたガスリー【Red Bull Racing】

 トロロッソ・ホンダのモナコGPは、100%完璧なものではなかった。しかしミスでうまく行かなかったロスを実力で取り戻したという意味では極めて大きな意味を持っていた。


 木曜にピエール・ガスリー車でアップデート型のバージボードとフロアを試し、その効果をデータ上で確認して土曜から2台ともに装着。マシンセットアップもうまく仕上げることができた。


「問題はフロントもリヤもなんだ。コーナーの入口ではリヤが少し足りないし出口でもトラクションがあまり良くない。でも中速コーナーでは少しウォッシュアウト(フロントが抜けて行ってしまう)してしまう。特にこういうサーキットではリヤがオーバーヒートしがちだし、セットアップの妥協点を見出すのは簡単ではないよ」


「リヤがオーバーヒートするからターン1や3〜4でのマシンバランスと、例えば最終セクションのバランスが違ってくるんだ。その変化度合いがブレンドン(・ハートレー)のマシンの方が小さくて僕のマシンはまだその変化幅が大きいから、それをできるだけ小さくしようと努力しているところなんだ」


 そう語っていたようにガスリーは木曜の走行ではセクター1とセクター3でマシンバランスが異なるという不満を抱えていたが、データ解析とシミュレーションによって土曜の予選までにしっかりとセットアップを仕上げることができた。STR13に対する理解度が深まっている証しだ。


「上海やバクーのようなあっちもこっちも問題だらけという状態ではなかったし、こことここを上げていこうという(問題点がハッキリしている)感じでした。ここはちょっと特殊なサーキットではありますけど、タイヤの使い方も含めてオフシーズンテストからの積み重ねでマシン、パワーユニットの使い方に対する理解が進んだことがそれに繋がっていると思います」(ホンダ・田辺豊治テクニカルディレクター)


 それだけにトロロッソ・ホンダは予選は本気で中団トップを狙っていた。

まとめきれなかったQ3

 0.9〜1.0秒速いが左フロントタイヤのグレイニングが酷くライフが短いというハイパーソフトタイヤの状況では、決勝はウルトラソフトかスーパーソフトでスタートする方が戦略としては優れていることは明らかだった。だから無理をしてQ3に進んで10番グリッドに終わりQ2で使った中古のハイパーソフトでスタートするくらいなら、Q2で敗退し新品のウルトラソフトで11番グリッドからスタートする方が圧倒的に有利だった。


 それでもトロロッソがガスリーにフルアタックをさせQ3に進出させたのは、Q3で中団トップが狙える速さがあると自信を持っていたからだ。6番グリッドから決勝をスタートできるなら、そのトラックポジションを取ることはレースを優位に進めることに繋がる。


 しかしガスリーはトラフィックの影響もあったとはいえ1周をまとめきれず、プールサイドシケイン出口のイン側バリアに軽くヒットして縁石で飛び跳ねてしまった。これで中団トップの6位から僅か0.160秒差とはいえ、10位に終わってしまったのはチームにとって期待外れだったと言わざるを得なかった。

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