サトノワルキューレが圧巻パフォーマンス 本番ではアーモンドアイとの末脚くらべに

競馬専門紙「優馬」

競馬専門紙「優馬」の3歳馬チェック

 今年から優先出走権が2着までに縮小したオークストライアルのフローラSは、最後方から直線一気、圧巻のパフォーマンスでライバルを斬り払ったサトノワルキューレが優勝し、打倒アーモンドアイ候補に浮上した。

オークスまで勢いは止まらない サトノワルキューレ

強烈な差し脚で1番人気の支持に応えたサトノワルキューレ(黒帽) 【撮影:日刊ゲンダイ】

4/22(日) 東京11R フローラS(GII) 芝2000m
サトノワルキューレ 牝 馬体重:446kg(-4)
騎手:M.デムーロ 厩舎:(栗) 角居
生産:下河辺牧場
馬主:サトミホースカンパニー
父:ディープインパクト
母:ヒアトゥウィン(Roi Normand)
初勝利時の評価:★★★★ 4点〔1000万クラス〕

 出遅れても焦らず、そのまま最後方からの競馬を選択したのは、終わってみれば自信の表れだったか。2着パイオニアバイオ、3着ノームコアが4角2〜3番手の馬だったことや、開幕週の馬場を考えると、サトノワルキューレの末脚は一枚も二枚も上だったと言えよう。鞍上のM.デムーロJが同厩舎のカンタービレ(フラワーC勝ち馬)とどちらを選ぶのかも気になるところ。

長所
 兎に角、2400mを2度も経験しているアドバンテージは大きい。距離面で未知な部分が付きまとう桜花賞組に対し、こちらは迷いなくレースを運べるからだ。開幕週の高速馬場とはいえ、速い勝ち時計&上がり3Fもクリアしただけに、本番でアーモンドアイやラッキーライラックとも互角に渡り合えそう。

短所
 ゆきやなぎ賞の時にも述べたが、やはり気になるのは減り続けている馬体重。パドックで見る限り問題はなさそうだが、懸念は馬体重よりも間隔の詰まるローテーションがどうか、という点かも。オークスは再度の長距離輸送がある。中間の調整過程に加えて直前の様子もシッカリとチェックしたい。

オークス 想定単勝オッズランキング
(→)1番人気 アーモンドアイ 2.3倍
(→)2番人気 ラッキーライラック 5.9倍
(↑)3番人気 サトノワルキューレ 6.4倍
(↓)4番人気 リリーノーブル 8.9倍
(↓)5番人気 マウレア 16.7倍
(↓)6番人気 カンタービレ 21.6倍
(NEW)7番人気 パイオニアバイオ 22.9倍
(↑)8番人気 ノームコア 29.6倍
(→)9番人気 オールフォーラヴ 30.8倍
(→)10番人気 レッドサクヤ 40.0倍
(→)11番人気 トーセンブレス 42.1倍
(→)12番人気 フィニフティ 44.4倍
(→)13番人気 ミュージアムヒル 47.1倍
(→)14番人気 ロサグラウカ 50.0倍
(→)15番人気 ロケット 66.7倍
(↑)16番人気 スカーレットカラー 88.9倍
(↑)17番人気 ツヅミモン 114.3倍
(↑)18番人気 サヤカチャン 160.0倍

(↓)ランク外 レッドベルローズ - 倍

 フローラSの結果を受けて、想定18頭のオッズは以上のように変動。好パフォーマンスを見せたサトノワルキューレが3番人気に浮上している。オークス戦線は、賞金上位馬の回避が多いため、昨年同様、収得賞金900万の馬でも出走がかないそうな状況となっている。3着で出走権を獲得できなかったノームコアにもチャンスはありそうだ。

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