堂安はフローニンゲンに完全移籍するのか 自他ともに感じるオランダとの親和性
「オランダのサッカーは自分に合っている」
「僕はここであと1年プレーしたい」と話す堂安。フローニンゲンは堂安の買い取りオプションを行使するのだろうか 【Getty Images】
「僕はここであと1年プレーしたい。サポーターも、僕に残ってほしいと願っていると聞いています。オランダのサッカーは自分に合っている。日本のサッカーと比べると、オランダは守備から攻撃へ移るのがとても速い。フローニンゲンのサッカーも僕には合っています。オランダは両サイドにウイングを置く4−3−3が主流じゃないですか。でも、フローニンゲンはサイドの選手がどんどん中央に絞ってくる。それが自分にはいいんです」(『フットボール・インターナショナル』誌の堂安のコメント)
この記事には、フローニンゲンのサポーターグループが「堂安をFC(フローニンゲン)に留めるためのヘルプ」というモットーのもと、「フローニンゲンが堂安の買い取りの助けに少しでもなるよう、早めに来季のシーズンカードを更新しよう」という運動をしていることも紹介されていた。
「成功の保証はない。しかし、堂安は200万ユーロ(約2億6500万円)を支払うリスクを負う価値のある選手だと、私は思う」(同誌に対するジョン・デ・ヨング、フローニンゲンサポーターズ連盟のコメント)
ファーバー監督も、サポーターも、この半年間の堂安の目覚ましい成長に驚いている。3月半ば、ファーバー監督はオランダメディアに対してこう語っていた。
「狭いスペースで見せる彼のクオリティーを見ろ。彼はまた、試合の終盤で勝負を付けるゴールを決める落ち着きがある。それがまだ19歳だよ。私なら『この男を買う』と言う」
5月1日が期限だとされる、フローニンゲンの堂安買い取りオプション。その行使に、熱い眼差しが注がれている。