最後に司会者のアーニーから２人に要望が伝えられました。

（ドラフトの過程も）放送されるべきだと２人も感じているわけで、来年こそは実現するように、ぜひ２人の影響力を使っていただきたいのですが、お願いできますか？　これに「もちろんだよ」と答えるレブロンと、同意にうなずくカリー。

　インタビューはここで終わりかと思いきや、アーニーは「最後にレブロン、１つだけ質問。で、誰を最初に指名したの？」。

　これには２人も大爆笑。そしてお茶を濁すレブロン。いやー、来年こそはドラフトの過程が見たい。そう思っていたところ、レブロンは自分のツイッター上にドラフト記入シートを公開してくれました。

　ポジションと名前が埋められていて、ドラフト順までは正確に推し量れないのが残念ですが、すでにクリスタプス・ポルジンギス（Porzingas正しくは→Porzingis）とウェストブルック（Westrook正しくは→Westbrook）のスペルが違う、とネット上でひと笑い起きています。

　ちなみにウォリアーズのデュラントは地元記者の取材に対して「え？　謎のままにしておくの？」と最初の指名であることを示唆（しさ）。さらに自身のインスタグラムでレブロン・キャプテンのプリントがあるＴシャツ姿の自分をアップしています。

　数多くのオールスターを含む選手たち、そしてテレビ司会者、解説のシャキール・オニール（通称シャック）や、チャールズ・バークレーなども、ドラフトの様子は中継されるべきだったと声を上げたものの、中継しないと決めたのはＮＢＡ選手会の判断だったと言います。

『ニューヨークタイムズ』の記者によれば、最後に指名される選手への影響、ＮＢＡがキャプテンたちをバツが悪い立場にしてしまうのを嫌った。そして選手会が最終的に中継する案を退けたそうですが、チーム構成が発表された後に選手会がテレビ放映について反対した理由を声明で出しました。

「選手会は１人の代理人にオールスタードラフトのテレビ放送に関して意見を求めたわけではなく、ドラフトが公開されることにより影響を受けたであろう選手たちの総意が得られなかったため（結論に至った）。今年のゲームが行われた後のドラフトに関して、中継を行うかの判断は、今後決める」とのことで、将来的に中継が行われる余地はありそうですね。

　そうでなくても、“人の口に戸は立てられぬ”とはよく言ったもので、選手たちもセレクト順をネタに、オールスターが終わるまで冗談を言い合うのでしょう。デュラント以外にも、さらにドラフト順が明るみになっても不思議ではないとひそかに思っています。

　しかしそれも、来年中継をしない理由が増えることにつながるので、選手たちには今こそ、ＳＮＳの活用をあらためてお願いしたいと思います！

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