リーガ再興の鍵を握る新スターたちの動向 PSG、マンCの台頭で戦力バランスに変化
早く動いたバルサは恐るべきチームに変ぼう
バルセロナは昨夏から交渉を続けてきたフィリペ・コウチーニョをリバプールから獲得 【写真:ロイター/アフロ】
もちろんやるべきことは残されている。マンチェスター・シティ(マンC)が興味を示しているサミュエル・ウムティティとの契約を見直し、アルダ・トゥランやジェラール・デウロフェウの売却もまとめなければならない(アルダはイスタンブール・バシャクシェヒルFKへの期限付き移籍が決定)。ウムティティの台頭により出番を失ったハビエル・マスチェラーノも、W杯に向けてコンディションを維持するために近日中に中国へ移籍することになりそうだ。
アトレティコ・マドリーもジェイダに大勝した年明け早々の国王杯から新顔の活躍が見られた。スペイン代表でも復活が期待されるジエゴ・コスタ、そしてラス・パルマスでの短いプレー期間を経てやってきたビトロの2人である。
アルゼンチン期待の若手ストライカー、ラウタロ・マルティネスも来季の加入が内定したことで、アトレティコは人員過多となった前線を整理する必要に迫られている。既にバレンシアに期限付き移籍したルシアーノ・ビエットに続き、複数のオファーが届いているニコラス・ガイタンも近日中に移籍することになるだろう。
PSG、マンCら新興勢力の台頭により、長年保たれてきたヨーロッパの戦力バランスは変わり始めた。重要なのは、そのような状況下でもラ・リーガが世界最強リーグの座を争い続ける意志を固めたことだ。
(翻訳:工藤拓)