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乾貴士「イージーなミスが多すぎる」
国際親善試合 ベルギー戦後のコメント
日本はベルギーに0−1で敗れ、欧州遠征を2敗で終えた
日本はベルギーに0−1で敗れ、欧州遠征を2敗で終えた【写真:高須力】

 サッカー日本代表は現地時間14日、ブルージュのヤン・ブレイデルスタディオンで国際親善試合のベルギー戦に臨み、0−1で敗北。欧州遠征を2敗で終えた。


 前半の立ち上がりから積極的にプレスをかけ、ベルギーゴールに迫った日本だったが、0−0で迎えた後半27分、ロメル・ルカクにクロスをヘディングで合わせられて失点。日本にもチャンスはあったが決め切れず、1点ビハインドのまま試合終了を迎えた。


 きん差での敗戦について、選手たちは一定の手応えを得たようだが、吉田麻也は「ワンチャンスをモノにする差が顕著に出てしまった」と語り、酒井宏樹は「試合を決めるという部分では僕らDFだったり、ストライカーの最後の詰めというのはまだまだ足りていない」と課題を口にした。


 7カ月後に迫ったワールドカップ(W杯)に向けて、乾貴士は「まずはチームでそれぞれが結果を出して、レベルアップしていかないといけない」とコメント。大迫勇也は「僕が、前の選手が最後勝ち切れるように得点を取ることを、これからもっともっとレベルアップしていきたい」と決意を新たにした。

乾貴士(エイバル/スペイン)

「簡単なミスさえしなければチャンスはある」と語る乾
「簡単なミスさえしなければチャンスはある」と語る乾【写真:高須力】

「まずはそれぞれがチームで頑張らないと」


 ブラジル戦でもそうでしたし、守備で前からいく時に、はめることはある程度できたと思います。その時に攻撃も生まれたので、そういうところはできました。続けるのは難しいですけれど、それを長い時間続けることで、自分たちのチャンスが生まれる。完成度を高めていきたいです。


(足りなかった部分は?)イージーなミスが多すぎますし、もっとつなげれば全然違う。簡単なミスさえしなければチャンスはあると思うし、技術的なミスはなくしていけるところなので、そういうところをしっかりやっていければ、もうちょっと攻撃ができますし、守備にもつながると思います。


(W杯まであと7カ月だが)あと7カ月しかないですし、代表活動としては(海外組は)3月のあと1回。その後はW杯なので、少ない時間しかないですけれど、まずはチームでそれぞれが結果を出して、レベルアップしていかないといけない。集まった短い時間の中でチーム力を上げないといけないと思います。集まった時に、みんなで良い練習、良い試合ができるように、まずはそれぞれがチームで頑張らないといけないですね。


(欧州遠征でつかんだものをW杯までにどこまで高めないといけない?)今日も良い試合をしたと思います。ひょっとしたら引き分けられたかもしれないですけれど、それではW杯のグループリーグを突破できないですし、もしこの2試合がW杯なら勝ち点を取れていない。それを考えるとすごく厳しいと思いますけれど、1人1人がそれを考えながらやっていけば絶対に強くなれると思うので、良い試合ができたと満足せずに、そこでどうやったら勝てるかというのを考えていかないといけないと思います。

吉田麻也(サウサンプトン/イングランド)

「今日はうまくいった部分が多かった」と吉田(22番)は守備の改善を感じた
「今日はうまくいった部分が多かった」と吉田(22番)は守備の改善を感じた【写真:高須力】

「ワンチャンスをモノにする差が顕著に出た」


(守備の修正ができたか?)はめ方は悪くなかったかと思います。相手は3バックを前回もやっていましたけれど、前回もあまりうまくいっていないなという感じは見受けられました。今回もそこをうまく突けたんじゃないかなと思います。明らかに彼らがフラストレーションをためながらプレーしてるのは感じられたので、うまく我慢して良かったんですけれど、結局、ワンチャンスをモノにする差が顕著に出てしまったかなと。決めるところでしっかり決める選手はやっぱりあのチームにはいますし、本当に1つだけだと思いますけれど、これを善戦したということだけで終わりにせずに、やっぱりもう1個、2個足りないというのはキッチリ理解して、前に進んでいかなければいけないと思います。


(失点シーンについて、4人くらい選手がいたのにやられたが)本当に一瞬、気を抜いてしまったんじゃないかと、全員がね。誰か1人だけではなくて、中盤も後ろも一瞬気を緩めてしまったがゆえに、中に入られてしまったし、本来だったら外に外に追い込むべきだと思うんですけれど、クロスもすごく良かったですし、ボックスに入った後はノーチャンスだったと思います。その前で止めるべきだったと思います。


(守備はうまくはまっていた?)今日はうまくいった部分が多かったと思いますけれど、奪った後、やっぱりどういう形でゴールまで行くかという形をもうちょっと作らないと、奪って「さあどうしよう」というところがちょっと多かったんじゃないかと思います。奪ったらこうするというのをもうちょっと作れていれば、よりいい形でフィニッシュまで持っていけたと思います。


(攻撃のデュエルで負けていたが、相手の強さを痛感した?)前を向いていけばやれるとたぶん前の選手も思ったと思いますし、サコ(大迫勇也)も全然負けていなかったですし、全然やれる、もっとやれるという。ブラジルは正直、だいぶ差があるなと思いましたけれど、ベルギーとの差がブラジルと同じくらいあるかといったら、そうじゃないと思います。


 特に彼らが好調な時だったらまた難しいと思いますけれど、明らかに調子がよくない。多くの選手がイングランドでやっているので、チームでやっているのと全然違うパフォーマンスだなと感じました。そういう相手に対して、そういうコンディションならやれるというのをしっかり把握してほしいと思います。

川島永嗣(メス/フランス)

「今までにないくらい共通意識を持ててやれた」


(ナイスセーブも多かったけれど、あの失点だけは悔やまれる?)そうですね。本当にみんなにとって悔しい結果だと思います。ブラジル戦と違った気持ちで自分たちも入って、ブラジル戦というのは自分たちの立ち位置を知るという意味で、そっちの意味合いが大きい試合だったと思います。


 今日の試合は自分たちも勝ちにいった試合でしたし、結果を求めた試合だったので、この結果というのは悔しい気持ちしか残らないです。ただ、こういうレベルの相手と自分たちはやらなければいけない。この2試合というのは、どういうふうに自分たちが戦っていけばいいのかというのを感じられた、本当にいい機会だったと思います。結果は本当に残念ですけれど、僕たちにとってはいい2試合だったんじゃないかなと思っています。


(何人か剥がされて入ってこられると守っている方もきついが、あの打開力を日本に求めるのは難しい?)トッププレーヤーといい選手の差というのはそういうところだと思います。やはりW杯だったり、世界クラスの選手とやる時に、たとえば90分間何もなくても、ああいう1本で決定的な仕事ができるというところが本当の差だと思います。そのちょっとした差というのを、自分たちがどう感じるかだと思います。


 自分たちにもチャンスはあったわけですし、どれだけその中で決められるかというのも自分たちの課題だと思います。ただ、こういうレベルとやれば、確実にこういうシーンは出てくるし、自分自身ももっと成長していかなければ。そういうシーンが出てきても、最後まで耐えられるようになっていかなければいけないと思います。


(前半は攻めにいけないけれど耐えて、後半からスイッチを入れるというのが戦い方のイメージ?)前半の最初もそうですし、自分たちでただ引いて守るという感覚はないです。自分たちでいけるところは前からいって、積極的にいくというイメージをみんなが共通して持てたのは大きかったと思います。ゲームの要所要所で自分たちがしっかり判断をして、前にいくところとブロックを作るところ、ブロックを作ってもただ引くだけではなくて、プレッシャーにいくころは、本当に今までにないくらい共通意識を持ててやれたんじゃないのかなと思います。

浅野拓磨(シュツットガルト/ドイツ)

途中交代となった浅野(右)は、「勝利に導きたい気持ちが強かった」と悔しさをにじませた
途中交代となった浅野(右)は、「勝利に導きたい気持ちが強かった」と悔しさをにじませた【Getty Images】

「勝利に導きたい気持ちが強かった」


 収穫としては、チームが1つになって守備をするところはブラジル戦も難しいながらに少しずつ立て直していましたし、その延長戦上でのベルギー戦だったので、いいイメージを持って入れたと思います。そこは難しいと感じながらも、みんなで声をかけ合いながら助け合う守備というのが、少なからず収穫になったとは思います。あとは攻撃のところで最後の最後のところで決め切る力。クロスの質であったりは個の能力だと思うので、そこは自分もチームに帰ってレベルアップしていかないと生き残っていけないなと感じています。


(あれだけ守備に走り回って攻撃に力を残すのは難しい?)自分は攻撃の選手ですし、欲を言えばそこ(攻撃)で力を存分に出したいというのはあります。でもチームに求められていること、監督に求められていることをやらないといけないので、守備でしっかり100%やりますし、攻撃になったら攻撃になったで100%できることをやるだけかなとは思います。


(交代の時に天を仰いでいたが)本当に今日は、いつもですけれど、ゴールという結果を残したいと思っていました。0−0の中で自分が決めて、勝利に導きたいという気持ちは強いものがあったので、そのチャンスがなくなったことが悔しかったですね。


(守備について)練習の中でもいろいろなはめ方を試しましたけれど、まずは僕と(酒井)宏樹さんで常に声を掛け合いながら、どちらがウイングの選手を見て、中に落ちてくる選手のコースを切りながら前にプレッシングするか(決めていた)。言葉で言い表すのはなかなか難しいですけれど、そこのイメージは常に共有できていたと思います。

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