乾貴士「イージーなミスが多すぎる」 国際親善試合 ベルギー戦後のコメント

スポーツナビ

大迫勇也(ケルン/ドイツ)

ゴールを決める最後の部分で差を感じた大迫。W杯に向け、レベルアップを誓った 【写真:高須力】

「ガムシャラに貪欲に戦うことが最低限必要」

 やっぱり最後の部分ですね。まだ映像を見ないと分からないですけれど、最後のちょっとした部分で差が出たかなと思います。

(ブラジル戦と比べると立ち上がりから主導権を握れたが)僕らは失うものはないですし、1人1人がガムシャラに貪欲に戦うことが最低限必要かなと。その中で結果が得られれば良かったですけれど、その部分は本当にすごく残念です。

(2連敗したが、W杯までどんなところを仕上げていく?)こういう相手に慣れることが大事だと思います。ただ、本当に僕が、前の選手が最後勝ち切れるように得点を取ることを、これからもっともっとレベルアップしていきたいと思います。

長谷部誠(フランクフルト/ドイツ)

「さまざまなポジティブな面が見られたと思う」

(2連敗も悪くない?)本当にそれは本大会の結果論になってしまうと思うので、この時点で何か話すというのは非常に難しいです。ただ、ハリルホジッチ監督になってから海外の強豪と対戦するのは今回が初めてだったので、そういう意味で、前回の大会はコンフェデ(コンフェデレーションズカップ)も戦いましたし、この2試合というのは若い選手たちにとっては本当に貴重だったと感じています。

 この意味をさらに大きくするためには、これからの取り組み、姿勢とか、そういうところにもかかってくると思います。ただ、自分たちがやろうとしている、こういう強豪相手にどういうサッカーをするかというある意味、割り切った戦いと言いますか、そういう部分ではもちろん課題もたくさん見えましたし、もちろん手応えもあるんじゃないかなと思います。

(相手に合わせて戦うのが今のチーム。タイプの違う2つのチームを相手にできたところ、できなかったところがあったが、このやり方で戦う感触は?)こういう強豪相手に戦うのが初めてだったので、今日のベルギーとブラジルだったら、もちろんブラジルの方が強かったというのはみんな言っていました。間違いなくW杯のグループでは最低1チーム、2チームは入るわけですから、そういう相手に対してこういうやり方をやるんだよというのは、これまでも分かってはいましたけれど、あらためて再確認するとともに、さまざまなポジティブな面が見られたと思うので、それを続けていこうという確信、手応えはあるんじゃないですかね。

森岡亮太(ベフェレン/ベルギー)

途中出場した森岡(右)は複数が絡んで崩したシーンに手応えを感じた 【写真:高須力】

「何人か絡めばいいシーンが作れた」

(交代出場前に監督に何を言われた?)守備の部分と攻撃の部分ですね。もうワンタッチでつないでいけみたいな。

(シュートを打って得点への意欲を見せた?)そうですね。あのシーン自体はすごくよかったですし、何人か絡んでシュートまでいけたので、もう少し力が入っていれば、もう少しいいシュートを打てたと思います。(攻撃はどうしようと思っていた?)サイドに最低3人くらい集まって、誰かが受けて誰かが落ちていく形を作ることができれば、ああいう形(シュートを打った場面)でいいシーンが作れます。もう少しうまくいけばサイドからいいクロスが上げられる状態になるでしょうし。

(0−0の時間帯を外からどう見ていた?)攻撃自体はすごく単発になっていました。でも正直、それは守備的に試合に入っているので、仕方ないのかなというのはありますけれど、難しいところですね。そこで(攻撃に)枚数をかけて押し込めるところは押し込みたいですけれど、どうしても(ボールを)取った瞬間のスペースが大きい。そこをワンタッチでいった時にうまくいけば、それはチャンスになりますし。1回(杉本)健勇がいい形で抜けましたけれど、そういうシーンをもう少し多くしたいなというのはありますね。

(守備的な戦い方をしながら点を取られてしまうのが問題?)そうですね、さっきも少し(失点シーンを)映像で見ましたけれど、人数はいたので、一瞬ちょっとあいまいになってしまったのがもったいないところです。

酒井宏樹(マルセイユ/フランス)

W杯に向けて「本当に時間がない」と危機感を見せた酒井宏樹(右) 【Getty Images】

「最後の詰めがまだまだ足りない」

 世界トップレベルのプレッシャーに、2試合目で慣れることができたのは良かったと思います。戦術プランがうまくはまっていたのも手応え、自信としてありますけれど、やはり試合を決めるという部分では僕らDFだったり、ストライカーの最後の詰めというのはまだまだ足りていない。そこができない限りは難しいので、チームとしても個人としてもレベルアップしていかないといけないです。

(足りなかったことは?)やっぱり、試合を決める力だと思います。ベルギーはもちろん個々の能力が素晴らしかったですけれど、内容が良くなくて、ああやってスタジアムでホイッスルが鳴るような難しい状況の中でも、(失点を)ゼロに抑えて、しっかり点を取ってくる強いチームです。それは上にいけるチームの証しなので、そういうチームになるために僕らはやり続けるしかないです。

(W杯までにやるべきことは?)3月まで(代表活動期間が)空きますし、なるべく各クラブでモチベーション高くやらないといけないですし、集まった時にコミュニケーションを取ることが大事だと思います。本当に時間がないので、やっていくしかないと思います。やるしかないので、与えられた場所でやるだけです。

井手口陽介(ガンバ大阪)

井手口は奪ったボールをどれだけ前に運べるかを次の改善ポイントに挙げた 【写真:高須力】

「取った後に前につけられるかどうかが大事」

(ケビン・デ・ブライネの守備にハッキリいっていたが)プレッシャーにいっていたつもりですけれど、まだまだ甘いし、自由にボールの配球もやらせてしまったし、ゴール前に飛び出されてシュートを打たれる場面もあったので、まだまだ寄せなければやられていたシーンだったと思います。

(前日にスイッチを入れる意識で臨むと話していたが)3バックの右(クリスティアン・カバセレ)がフリーで持つシーンがけっこうあったので、そこはいくかいかないかというのは、みんなの声を聞きながらでしたけれど、多少はうまくやれたんじゃないかなと思います。本当に集中してブロックを組めて、やっぱりいく時はいくというのが、みんなでできたんじゃないかなと思います。

(攻撃の厚みを出すところは課題?)取った後、後ろではなくて、どれだけ前に前にボールを運べるかだと思いますので、取った後に前につけられるかどうかが大事というのが、この試合で分かったと思います。僕のポジションはワンタッチ、2タッチでやれと言われているので、ワンタッチ、2タッチでいきながら、なおかつ裏を狙えれば、監督の求めている攻撃の形ができるんじゃないかなと思います。

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