「前半は満足いかない内容と結果だった」

（収穫と課題は）ワールドカップのグループステージでどういう相手が来るのかは分からないですけれど、こういう相手と同じグループになるのは間違いないと思います。そういうゲームで自分たちはもっと勇気を持って戦わなければいけない。そういう意味からすると、前半は満足いかない内容と結果だったと思います。

（強豪を相手に失点することはあるが、ＰＫを取られたり、失点の時間が早いというところは）本当に１点目が一番大事だと思うし、今日も１失点目をしないようにという話もしていました。ビデオ判定で取られてしまいましたけれど、判断するのは難しい部分があります。１つ目の失点がその後に響いてしまうので、そこを自分たちがどう改善していくのかというところはあります。

（２本目のＰＫを止めたが）１本目に早く動き過ぎてしまったので、２本目は我慢していこうかなと思って。

「チームでやれば得点シーンは作れた」

　もうちょっとやれたと思います。失点に絡んでしまったし、もうちょっとうまくやれたんじゃないかなと思います。（ネイマールへプレスバックにいっていたが）ネイマールが（ボールを）持ったときに挟みにいくようにと言われていたので、それはできたと思いますが、もうちょっと攻撃のところでクオリティーを出せればよかったと思います。

（ビデオ判定でＰＫになったが）誰もアピールしていなかったし、いきなりだったので想定外でした。（試合に影響した？）気にはします。（ワンツーでゴール前に入っていったシーンもあったが）ああいうのをもっと増やしていきたい。というか、もうちょっと崩す場面を増やしていければよかったと思います。

（失点に絡んだシーンは）打ち切ればよかったと思います。あそこで最後、打ち切っていたらカウンターにもならなかったと思います。最後シュートで終わらないと、中途半端で終わるとああなるなと。あそこでいかないんだったら僕が出る意味がないし、シュートを打って終わった方がよかったかなと思います。

（収穫は）守備のところで止めるところは止められたし、攻撃の部分もチームでやれば得点シーンは作れたと思う。個人のところで勝てれば、もうちょっと違ったと思います。

「いつもより慎重になっていた」

　悔しいですね。何が悔しいかと言うと、後半よく見えましたし、僕らも実際に良くなりましたが、やっぱり（３点リードしてからのブラジルの）モチベーションは下がっていました。フレンドリーマッチですし。「けがしないように」とやっていたように見えました。もちろんその中でも彼らはクオリティーが高かったですけれど、やっぱり最低限、後半の戦い方をベースにしないと前半のようになってしまいます。悔しかったです。

（そのような状況になったのは早い時間に失点したから？）ブラジル相手で、いつもより慎重になっていた部分はありました。でもそれを勇気がなかったかというと、それは違うと思いますし、かなり相手をリスペクトして入るというのは必要なことだと思うので。もちろん早い時間に失点したというのはきつかったです。僕らのゲームプランとしては、前半はゼロに抑えて後半何か起こるかもしれないというのにつなげたかった。そこに悔いはあります。

（試合前にネイマールを１対１で止めるのは不可能に近いと言っていたが、そんなこともなかったが）前半からかなりやりづらいようにはしていたので。１対１になった時の彼の癖は少ないですが、そこはずっと見ているので。ただマルセロとか、（ガブリエル・）ジェズスとかが絡んでくると、もう止められなかったです。あそこはもっともっと密にコミュニケーションを取るしかないですし、個で負けている部分を連係でカバーしなければいけないので。でも本当にポジティブ（な内容）だったと思います。というか、本当にこの結果をポジティブにしなければいけないので。

（どういう形でボールを取りたかった？）なるべくゴールから遠い位置で受けさせたかったですし、そこはけっこうできていたと思います。だけれど、プレッシャーをかけるにしても、かけ方をしっかり統一したかったかなと。前からハメていけと言っても外してくるので、ハメ方をしっかり（統一したかった）。ハメない時があってもいいと思うんです。ある時にみんなでいくとか。でも、そこはとにかく前からと監督もあえてチャレンジしたと思います。アジアでけっこう通用したので。トップトップのチームだとどうなるのかというのを見たかったと思いますし。やっぱりうまいですね。