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三原「怖さ感じず」真凜「見つめ直す」
ジャパンOP試合後、日本チーム会見
観客に試合後のあいさつをする日本チーム
観客に試合後のあいさつをする日本チーム【写真:坂本清】

 フィギュアスケートの日本、欧州、北米によるチーム対抗戦「ジャパンオープン2017」が7日、さいたまスーパーアリーナで行われ、男子の宇野昌磨(トヨタ自動車)、織田信成、女子の三原舞依(シスメックス)、本田真凜(関西大中・高スケート部)の4人で臨んだ日本は総合614.93点で2位。3連覇はならなかった。


 女子では、三原がノーミスの演技で参考記録ながら、フリーの自己ベストを上回る147.83点。本田は3連続ジャンプの最初の3回転フリップでミスしたものの、最後のダブルアクセルに2つジャンプをつけてリカバリーし、こちらもフリーの自己ベストを上回った。


 男子は2013年に引退したプロスケーターの織田が、4回転を2度成功させる好演技を披露し会場を沸かせる。しかし最終滑走の宇野が4回転で転倒、両足着氷などミスが相次ぎ、欧州に逆転を許した。


 3年ぶりに優勝を果たした欧州(フェルナンデス=スペイン、ビチェンコ=イスラエル、メドベージェワ、ザギトワ=ともにロシア)で615.35点、3位の北米(ネイサン・チェン、アボット、長洲未来、カレン・チェン=いずれも米国)で572.95点だった。


 同大会は、男女シングル各2人の合計4人が1チームとなって対戦する団体戦。各選手がフリー演技を行い、合計点で順位が争われた。


 以下は試合後の日本チームの会見。

宇野「自分をコントロールできなかった」

この日の宇野はジャンプでミスが相次いだ
この日の宇野はジャンプでミスが相次いだ【写真:坂本清】

――ジャパンオープンの感想をお願いします。


織田 目標としていた4回転2本が決まってよかったです(笑)。


宇野 本当に申し訳ない気持ちで今はいっぱいです。すごく悔しい気持ちでもありますし、今後頑張りたいと思います。


三原 初めからわくわくした気持ちで、最後まで滑ることができてよかったと思います。


本田 ジュニアのときは、この演技で満足していたかもしれないですけど、シニアでは通用しないなと思ったので、見つめ直したいと思います。


――三原選手、プログラムの特にステップの部分に含めた思いを教えてください。


三原 (振り付けを担当したデヴィッド・ウィルソンから)自分の心に秘めた思いを出してほしいと言われていました。あとは天使に見えるようにと言われたので、それを意識しながら今日は演技しました。中野(園子)先生からは平和を願ってと言っていただいたので、世界の平和というのはおこがましいんですけど、少しでも多くの方に元気になってもらいたいと思って滑りました。

キスアンドクライで笑顔を見せる宇野、本田、織田(左から)
キスアンドクライで笑顔を見せる宇野、本田、織田(左から)【写真:坂本清】

――本田選手と宇野選手に伺います。本田選手、世界女王やシニアのトップ選手と滑ってみてハッと気づかされた部分は何でしょうか? 宇野選手、昨日から「調子が悪い中でそれなりにやらないといけない」と言っていましたが、今日はそれができたのでしょうか?


本田 すごくわくわくした気持ちでシニア2戦をやってみて、本当に楽しいなというのが今の思いです。ただ、「(シニアの選手は)練習からすごいな」と自分の気持ちで引けちゃっている部分があって、それは直したいと思っています。自分に自信を持って練習から頑張りたいなと思います。


宇野 練習でもここまで失敗することは少ないですけど、それでもやりかねない演技を試合でしてしまいました。練習が悪かったと思いますし、自分をコントロールできなかったという、いろいろ悪い点があったと思います。

 悪かった試合ではありますけど、その悪かった試合を生かして、「あの試合があってよかったね」という今後の取り組みにしたいと思います。

真凜「久しぶりに悔しい気持ち」

本田真凜は参考記録ながら自己ベストを上回るスコアをマークした
本田真凜は参考記録ながら自己ベストを上回るスコアをマークした【写真:坂本清】

――三原選手、オータムクラシックのときにシニア2年目の怖さについて話していました。この試合で怖さはどう払拭(ふっしょく)したのですか?


三原 今回は怖さを全く感じませんでした。オータムが終わったあとに、「もう怖さを経験したから大丈夫」と自分に言い聞かせて、練習から昨シーズンの気持ちを忘れずにやっていたのがよかったと思います。


――本田選手、五輪を目指すにあたって得たものがあったら教えてください。


本田 悔しさです。先ほども言いましたが、ジュニアのときならこの演技で満足できたと思いますけど、シニアですごい選手と滑ってみて、本当に足りないところがたくさんあると思いました。久しぶりに悔しい気持ちがあるので大切にしたいと思います。


――織田さん、4回転2本を決める練習の秘訣(ひけつ)や心構えを教えてください。


織田 心構えですか(笑)。限りある時間をしっかり集中して、練習することをいつも意識しています。


――宇野選手、前半は踏ん張れましたが、後半崩れた理由は体力的なものなのか、技術的な問題なのか、ご自身ではどう考えていますか?


宇野 本来であれば後半が安定しないといけない構成なので、前半は挑戦、後半は絶対に跳ばなければいけないという気持ちだったんですけど、すごく緊張していたのもあって、いつもなら跳べるジャンプを失敗してしまいました。後半の最初の4回転フリップは、自分の中で着氷したと思ったんですけど、そこで転んでしまったのが一番気持ちの崩れにつながってしまったと思います。

 試合に入る前もすごく緊張していましたし、この試合に向けての練習もまだまだ足りないところもたくさんあったなと感じたので、それらを次の試合に向けて取り組んでいきたいなと思います。

三原は「心からの表現を届けることができた」と自身の演技を振り返った
三原は「心からの表現を届けることができた」と自身の演技を振り返った【写真:坂本清】

――三原選手、表現を一番意識して滑りたいと言っていましたが、その出来はいかがでしたか?


三原 演技中に会場の一番上の観客の方を見るというのが、今日の目標でもありました。ポイントポイントで上の方を見上げる部分があって、そこは心からの表現を届けることができたのでよかったと思います。ただ、今日の演技がすべてではないので表現を向上させられるように頑張りたいと思います。


――本田選手、足りないところはたくさんあるとおっしゃっていましたが、それでもパーソナルベストです。褒めたい部分を教えてください。


本田 自分を落ち着かせてジャンプは跳べたかなと。最後までしっかり少しでも足を引っ張らないようにと思って、最後の最後まで集中できたのはよかったと思います。

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