重馬場の影響か……前哨戦で日本馬は苦戦 凱旋門賞まであと3週間
“本番”と同距離、同コースで開催されたフォワ賞
凱旋門賞の前哨戦として臨んだフォワ賞で、サトノダイヤモンド(写真)は4着、サトノノブレスは6着に敗れた 【Photo by Kazuhiro Kuramoto】
今年のフォワ賞には、昨年のG1菊花賞とG1有馬記念に優勝したサトノダイヤモンド、2014年のG2日経新春杯などこれまで重賞4勝を挙げているサトノノブレスのほか、地元フランスから5月のG1ガネー賞まで重賞3連勝してここが休み明けのクロスオブスターズ、昨年のフォワ賞の覇者シルバーウェーヴ、昨年の凱旋門賞にも出走したタリスマニック、ドイツでG1を勝って臨んだチンギスシークレットの6頭が顔をそろえた。
前哨戦を制したのはチンギスシークレット 【Photo by Kazuhiro Kuramoto】
残り1000m付近で6頭が一団の馬群となり、最終コーナーへ向かっての下り坂でチンギスシークレットが動いて徐々に進出を開始。直線を向いたところでサトノダイヤモンドがサトノノブレスに外から並び掛け、後続もさらに外に持ち出して日本の2頭に迫る。
サトノダイヤモンドはルメール騎手が追い出しを我慢して残り350mでスパートをしたが、いつものような鋭い反応は見られない。先頭に立ったところで外から伸びるチンギスシークレット、クロスオブスターズに交わされ、勝ったチンギスシークレットから3馬身1/2差の4着。サトノノブレスも直線でしぶとさを発揮したが、最下位の6着でレースを終えた。