【DDT】竹下が「プロレスの未来」を見せるKO-D王座奪取 東京ドーム“路上プロレス”決定で高木社長が引退撤回
DDT20周年大会でHARASHIMAを破りKO-D無差別級王座を奪取した竹下幸之介 【写真:前島康人】
メインイベントのKO−D無差別級選手権試合では、21歳の竹下幸之介がエース・HARASHIMAを破り、王座返り咲きを果たして号泣。4.29後楽園ホール大会では、同世代のライバル・遠藤哲也との初防衛戦が決定した。
オメガ、飯伏の技でHARASHIMAに対抗
竹下はオメガのクロイツ・ラスや飯伏ばりの変形ドライバーも投入 【写真:前島康人】
しかし、竹下はケニー・オメガの技クロイツ・ラスや、アントーニオ本多のバイオニックエルボー、飯伏幸太ばりの変形ドライバーを繰り出すと、ここ一番の必殺技クロスアームジャーマンスープレックスで勝利を飾った。
「プロレス界の未来を見せていく」と号泣
試合後にはライバル・遠藤から「ベルトをかけて、最高の潰し合いをしよう」と挑戦表明 【写真:前島康人】
その答えをこの一戦で出した竹下は、試合後、リング上で号泣しながら「21年目からも、DDT全員で宣言。共にオメガに未来を託されたライバル・遠藤からの「ベルトをかけて、最高の潰し合いをしよう」という呼びかけにも動じることなく、エースとしての自信をたぎらせた。
“カリスマ”佐々木がEXTREME新王者
佐々木はデスマッチの申し子・葛西を相手に一歩も引かずベルト奪取 【写真:前島康人】
15分過ぎ、葛西のラダー上からのパールハーバースプラッシュを自爆させた佐々木は、雪崩式フランケンシュタイナー、ダイビングエルボードロップとたたみかけると、地上5メートルはある巨大ラダー上からのダイビングエルボードロップでフィニッシュ。「ベルトは獲った。DAMNATIONの反撃の始まりだ。オレたちは、群れない、媚びない、結婚しない」と、DAMNATION勢でタイトルを総ナメにした昨年の快進撃の再現を予告した。
高山&ディーノがタッグ王座挑戦表明
KO−Dタッグを防衛した船木&坂口組に高山&ディーノが挑戦表明 【写真:前島康人】
王者組は石川のパワー、遠藤の機動力にかき回されながらも、坂口が怒とうの神の右膝で石川を粉砕。
試合後、ディーノがたるんだ腹の“ハイブリッドボディー”を見せつけながら、「アンタが今まで戦ったことがない、そういう戦いを提供するのがお仕事」と船木に対戦要求すると、いきり立った坂口がその場で挑戦を受諾。高山も「オレたちがそのベルト、獲りにいくぞ、ノーフィアー!」と気合を入れる中、船木だけは「ちょっと苦手なタイプだけど、仕方ない。もう、どうなってもいい覚悟でやる」と、まさかの展開にしり込みしながらも、破れかぶれで“殺るか、ヤられるか”の戦いに乗り出した。
3WAYマッチ方式で争われたKO−D6人タッグ選手権では、華麗な空中殺法を駆使した大石真翔&勝俣瞬馬&MAOのNwAが王座を初戴冠した。