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竹下が「プロレスの未来」を見せるKO-D王座奪取
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DDT20周年大会でHARASHIMAを破りKO-D無差別級王座を奪取した竹下幸之介
DDT20周年大会でHARASHIMAを破りKO-D無差別級王座を奪取した竹下幸之介【写真:前島康人】

 20日のDDTプロレスリング「Judgement2017〜DDT旗揚げ20周年記念大会〜」埼玉・さいたまスーパーアリーナ・メインアリーナ大会は、超満員となる1万702人を動員。トータル6時間超えの大熱戦となった。

 メインイベントのKO−D無差別級選手権試合では、21歳の竹下幸之介がエース・HARASHIMAを破り、王座返り咲きを果たして号泣。4.29後楽園ホール大会では、同世代のライバル・遠藤哲也との初防衛戦が決定した。

オメガ、飯伏の技でHARASHIMAに対抗

竹下はオメガのクロイツ・ラスや飯伏ばりの変形ドライバーも投入
竹下はオメガのクロイツ・ラスや飯伏ばりの変形ドライバーも投入【写真:前島康人】

 5年前に現役高校生としてデビューし、“プロレス界の未来”と言われた竹下は、開始早々、床の上への垂直落下式ブレーンバスターを繰り出すと、その後もブルーサンダー、投げっぱなしジャーマンなど、首へ狙いを定める。HARASHIMAもファルコンアロー、雪崩式リバースフランケンシュタイナー、蒼魔刀で追い込むと、スワンダイブ式蒼魔刀は阻止されるも、つるべ落としで脳天から叩きつける。

 しかし、竹下はケニー・オメガの技クロイツ・ラスや、アントーニオ本多のバイオニックエルボー、飯伏幸太ばりの変形ドライバーを繰り出すと、ここ一番の必殺技クロスアームジャーマンスープレックスで勝利を飾った。

「プロレス界の未来を見せていく」と号泣

試合後にはライバル・遠藤から「ベルトをかけて、最高の潰し合いをしよう」と挑戦表明
試合後にはライバル・遠藤から「ベルトをかけて、最高の潰し合いをしよう」と挑戦表明【写真:前島康人】

 今から2年半前、14年9.28後楽園で、竹下は遠藤と組んで、飯伏&オメガのゴールデン☆ラヴァーズと対戦。プロレス界屈指の名コンビに苦戦を強いられながらも、今回と同じフィニッシュ技であるクロスアーム式ジャーマンでオメガを破り、KO−Dタッグ王座を獲得した。その時、オメガから託されたものが「DDTの未来」だった。


 その答えをこの一戦で出した竹下は、試合後、リング上で号泣しながら「21年目からも、DDT全員で宣言。共にオメガに未来を託されたライバル・遠藤からの「ベルトをかけて、最高の潰し合いをしよう」という呼びかけにも動じることなく、エースとしての自信をたぎらせた。

“カリスマ”佐々木がEXTREME新王者

佐々木はデスマッチの申し子・葛西を相手に一歩も引かずベルト奪取
佐々木はデスマッチの申し子・葛西を相手に一歩も引かずベルト奪取【写真:前島康人】

 ハードコアマッチルールで争われたDDT EXTREME級選手権では、“カリスマ”佐々木大輔が葛西純から王座を奪取。通常のテーブル、イス、ラダーに加え、鉄製フェンスやトラッシュ缶、鉄製熊手などの危険アイテムが飛び交う流血戦となる中、佐々木はデスマッチの申し子・葛西を相手に一歩も引かず。ラダー上からの雪崩式ブレーンバスターや、鉄製フェンス上へのかわず掛けなど、自らのダメージを省みない捨て身の攻撃を繰り出していく。

 15分過ぎ、葛西のラダー上からのパールハーバースプラッシュを自爆させた佐々木は、雪崩式フランケンシュタイナー、ダイビングエルボードロップとたたみかけると、地上5メートルはある巨大ラダー上からのダイビングエルボードロップでフィニッシュ。「ベルトは獲った。DAMNATIONの反撃の始まりだ。オレたちは、群れない、媚びない、結婚しない」と、DAMNATION勢でタイトルを総ナメにした昨年の快進撃の再現を予告した。

高山&ディーノがタッグ王座挑戦表明

KO−Dタッグを防衛した船木&坂口組に高山&ディーノが挑戦表明
KO−Dタッグを防衛した船木&坂口組に高山&ディーノが挑戦表明【写真:前島康人】

 KO−Dタッグ選手権試合では、船木誠勝&坂口征夫組がDAMNATIONの石川修司&遠藤哲哉組を退け2度目の防衛に成功。次回は4.29後楽園大会で、高山善廣&男色ディーノ組の挑戦を受けることが決定した。

 王者組は石川のパワー、遠藤の機動力にかき回されながらも、坂口が怒とうの神の右膝で石川を粉砕。

 試合後、ディーノがたるんだ腹の“ハイブリッドボディー”を見せつけながら、「アンタが今まで戦ったことがない、そういう戦いを提供するのがお仕事」と船木に対戦要求すると、いきり立った坂口がその場で挑戦を受諾。高山も「オレたちがそのベルト、獲りにいくぞ、ノーフィアー!」と気合を入れる中、船木だけは「ちょっと苦手なタイプだけど、仕方ない。もう、どうなってもいい覚悟でやる」と、まさかの展開にしり込みしながらも、破れかぶれで“殺るか、ヤられるか”の戦いに乗り出した。

 3WAYマッチ方式で争われたKO−D6人タッグ選手権では、華麗な空中殺法を駆使した大石真翔&勝俣瞬馬&MAOのNwAが王座を初戴冠した。

高木裕美
静岡県沼津市出身。埼玉大学教養学部卒業後、新聞社に勤務し、プロレス&格闘技を担当。退社後、フリーライターとなる。スポーツナビではメジャーからインディー、デスマッチからお笑いまで幅広くプロレス団体を取材し、 年間で約100大会を観戦している 。最も深く影響を受けたのは、 1990年代の全日本プロレスの四天王プロレス。

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