小久保監督「筒香は不動の4番」 1次ラウンド・キューバ戦前日会見

中島大輔

キューバ投手陣は軟投派の印象

唯一のメジャーリーガー・青木(写真右)への期待が高まる 【写真は共同】

 以下、菅野、青木、筒香の一問一答。

――3選手に聞きます。現在のコンディションを教えてください。

菅野 最善の準備をしてきたつもりなので、しっかりやってきたことを信じてチーム一丸となってやっていきたいと思います。

青木 いよいよだなと思っています。いままで準備してきたことをそのままプレーで出したいと思うし、とにかく一戦必勝でやっていきたいと思います。

筒香 いい準備ができたので、チームが勝つために貢献できるように自分の力を出し切るだけです。

――青木選手と筒香選手に聞きます。明日対戦するキューバ投手陣の印象を教えてください。

青木 割と速球派投手より軟投派投手が多い印象があります。今日もその辺を含めて、ビデオでイメージを膨らませたいと思います。いろいろな場合を想定してイメージトレーニングしていきたいと思っています。

筒香 青木さんがおっしゃられたように、速球派投手より軟投派投手が多いというイメージです。

――筒香選手、侍ジャパンの4番としての思いを聞かせてください。

筒香 チームが勝てればそれが一番です。何番だろうと、チームの勝ちに貢献できるようにやるだけです。

――菅野投手に聞きます。先発の柱としての思いを聞かせてください。

菅野 日本のピッチャーは世界クラスなんだと、世界に発信できるチャンスだと思っています。先発がしっかり試合をつくれば、チームの勝利に近づくと思うのでしっかり役割を果たして、いまいるピッチャー陣でしっかり守り勝てるようにやっていきたいです。

チームが勝てばそれが一番

いよいよ7日からWBC本番が始まる 【写真は共同】

――青木選手に聞きます。前回出場の09年大会でキューバと相性が良かったと思います。当時はどんなアプローチでやっていましたか。

青木 いまとアプローチを変えていたようには思えません。8年前のことで、もう1回ビデオを見直さなければと思います(笑)。そのときにチャップマン(現ヤンキース)は速球派投手でしたけど、それ以外は割と散らしてくるイメージがありました。そのときより、より軟投派が多いような気がします。

――筒香選手に聞きます。4番としてチームに重要な役割です。初戦では独特の緊張感があると小久保監督が言っていましたが、青木選手や内川(聖一)選手から何かアドバイスをもらいましたか。

筒香 チームが勝てればそれが一番です。周りにいるのはすごい選手ばかりですし、僕自身は試合の勝ちに、どんな形でもいいので貢献できるように自分の力を出し切るだけです。

――青木選手に聞きます。メジャーリーガーは青木選手だけです。リーダーとしてやらなければいけないことをどう考えていますか。それと時差ボケは完全にとれましたか。

青木 その場、その場で気づくことがあると思います。日頃からアンテナを張って気づいたことがあれば、言っていきたいと思っています。この2試合を通してそういう場面もありました。場面、場面でチームの雰囲気をしっかり感じ取って、それが行動に移せればなと思っています。時差ボケはほぼ大丈夫です。

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著者プロフィール

1979年埼玉県生まれ。上智大学在学中からスポーツライター、編集者として活動。05年夏、セルティックの中村俊輔を追い掛けてスコットランドに渡り、4年間密着取材。帰国後は主に野球を取材。新著に『プロ野球 FA宣言の闇』。2013年から中南米野球の取材を行い、2017年に上梓した『中南米野球はなぜ強いのか』(ともに亜紀書房)がミズノスポーツライター賞の優秀賞。その他の著書に『野球消滅』(新潮新書)と『人を育てる名監督の教え』(双葉社)がある。

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