錦織圭、クレー2戦目はリオOP 早めの対策は全仏優勝を本気で狙う証
錦織(左)は準優勝したアルゼンチンOPに続き、南米2連戦となるリオOPに臨む 【写真:ロイター/アフロ】
リオといえば、昨夏には強敵ラファエル・ナダル(スペイン)を破り銅メダルを手にしたリオ五輪が記憶に新しい。会場が違うため五輪はハード、今回はクレーというサーフェスの違いはあるが、リオは錦織にとって験のいい場所と言えるだろう。ちなみにリオOPの会場であるジョッキー・クラブ・ブラジレイロは五輪会場から北東に270キロほど離れている。ちょうど東京−福島間や東京−名古屋間に匹敵する距離だ。
ハードよりも高いクレーでの勝率
昨季の錦織はクレーコートの勝率がハードよりも高い。それもあり全仏OPでの優勝を本気で狙っている 【写真:アフロ】
ちなみにリオOPにエントリーした選手で錦織のライバルになりそうなのは、23歳で世界ランキング8位と勢いのあるドミニク・ティエム(オーストリア)と、昨年の同大会準決勝でナダルを下し優勝した世界ランキング30位のパブロ・クエバス(ウルグアイ)あたりか。
ナダルが欠場 フェデラーはドバイへ
一方、ナダルは先週、オランダのロッテルダムで開催された屋内ハードの大会に出場するはずだったが、開幕の数日前に「全豪OPの疲労が残っている」と欠場を発表。代わってメキシコ・アカプルコのハードコートの大会(2月27日〜3月4日)に出場するという。クレー2連戦の錦織に対し、上位陣は軒並みハードコートの大会をチョイスしているのが分かる。