【全日本プロレス】復活GET WILDが全勝で最強タッグ優勝 大森が「片っ端から」ベルト総獲り宣言
秋山はカシンの継続参戦アピールに困惑
最後まで“問題児”カシンに振り回され続けた秋山は継続参戦のアピールに難色 【写真:SHUHEI YOKOTA】
秋山とカシンは、そのチームワークが不安視されながらも、リーグ戦ではGET WILDに敗れた1敗のみの2位という好成績。この1敗も、カシンの“裏切り”がなければ、勝ち星が拾えたかもしれない内容だった。
この日も「はぐれ全日本軍団」Tシャツで入場したカシンは、自ら先発を志願するも、ほとんど何もせずにタッチを要求。5分過ぎには、青木に対し一斉にトレイン攻撃を狙う場面で、カシンは指示を出すだけで攻撃に加わろうとはせず。
10分過ぎには、タイガーのニールキックを1発食らっただけで、あっさり井上にタッチ。この井上がダウンしてしまうと、コーナーに連れ戻し、岩本にタッチを成立させる好アシストを見せるも、続くトレイン攻撃では、またしても指示を出すだけで自分からは何もせず、勝手にコーナーへ移動。このカシンの自由すぎる振る舞いが響いたのか、岩本が諏訪魔のジャーマンスープレックス、ラストライドの猛攻に力尽き、チームとしては黒星という結果に終わった。
アジアタッグに挑むパートナー・井上にゲキ
秋山はアジアタッグ王者組に挑むパートナー・井上にゲキ 【写真:SHUHEI YOKOTA】
一方、来年1.2後楽園大会で、渕正信&大仁田厚のアジアタッグ王者組に挑むパートナー・井上については「やる気になればやってくれると信じている。生活がかかっているのなら、自分の力で獲ってほしい。相手がジジイだろうが、引退間際だろうが、関係ない」と、合計121歳の王者組から、自力で勝利を奪えとゲキを飛ばした。
世界タッグ王者ながらリーグ戦2敗を喫したゼウス&ボディガー組は王座死守を宣言 【写真:SHUHEI YOKOTA】
ボディガーは序盤のタックル合戦で永井を豪快に吹っ飛ばすと、ゼウスも真霜の腕ひしぎ逆十字固めを強引に持ち上げて切り返す。ダブルインパクトは阻止され、ダウンしたボディガーの上にゼウスがデッドリードライブで投げられる場面もあったものの、ダメージを引きずることなく、即座に反撃。ゼウスが永井のスピアーをキャッチして食い止め、旋回式のジャックハマーでトドメをさした。
2人はリング上で、それぞれ2本のタッグベルトを手に勝ち名乗り。ボディガーが「タッグリーグ戦の結果は振るわなかったけど、来年につながる戦いができた」と気持ちを切り替えると、ゼウスも「タイトルマッチでリーグ戦の借りを返す。相手たを叩きのめすつもりで勝ちにいく」と王座死守を宣言。さっそく、メインイベントでGET WILDが優勝を決めると、ゼウスがリングに飛び込み、「この正月、ボコボコにしたる」と宣戦布告した。