ジョコビッチ、準決勝の相手は新鋭22歳
セリーナは凡ミス連発もベスト4進出
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実力者ベルディハを一蹴したジョコビッチ
実力者ベルディハを一蹴したジョコビッチ【写真:ロイター/アフロ】

 全仏オープンは現地時間2日、雨の中断を挟みながら男女準々決勝の残りが行われ、それぞれのベスト4が無事に出そろった。男子は第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)、第2シードのアンディ・マリー(イギリス)、第3シードのスタン・ワウリンカ(スイス)の常連に加え、22歳の新鋭で第13シードのドミニク・ティエム(オーストリア)がメジャーで初の4強入りを決めた。


 女子では、ガルビネ・ムグルサ(スペイン)、サマンサ・ストーサー(オーストラリア)に加え、第1シードのセリーナ・ウィリアムズ(米国)、ノーシードのキキ・ベルテンス(オランダ)がベスト4に残った。

隙すら与えないジョコビッチ

 ジョコビッチのエンジンが全開だ。気温11度の小寒い曇り空の下、ここまでの4試合で錐(きり)のように研ぎ澄ましてきた集中力をトマーシュ・ベルディハ(チェコ)に注いだ。第1セット、ファーストサーブの確率は52.6%と低かったが、ショットがぶれない。フォアハンド、バックハンドともにミスなく、ライン上に深くつなぎながら、的確にオープンスペースにボールを放り込んでいく。このセットはブレークポイントすら与えない完璧なスタートだ。


 ベルディハは2011年からランキング1桁を維持し続けている実力者だが、ジョコビッチはこれまで23勝2敗という圧倒的な対戦成績を残している。自信の蓄積はもちろん、打ち合いながらベルディハの体幹の崩れが見て取れたのだろう。第2セット、4−1リードから一度は追いつかれても、6−5からラブゲームを2ゲーム連続して第2セットも奪い、最後まで流れを渡さず勝負を決めた。

気鋭の若手対決はティエムに軍配

四代大会で初の4強入りを決めたゴフィンが、ジョコビッチへ挑戦権を得た
四代大会で初の4強入りを決めたゴフィンが、ジョコビッチへ挑戦権を得た【写真:ロイター/アフロ】

 もう一つの準々決勝は、ともにメジャー初の4強を狙う若手同士の激戦になった。技巧派のダビド・ゴフィン(ベルギー)には、ボールが重くなる雨模様はやや気の毒。立ち上がり、サーブをコントロールできず苦しみながらも、2−4から逆転して先手を取った。


 だが、ティエムは今季絶好調。同じオーストリア出身で「クレーの帝王」と呼ばれた先輩トーマス・ムスターの影響もあるのだろう、クレーコートで今季すでに2大会に優勝するなど強さを発揮している。第2セットのタイブレークを奪って追いつくと、パワーで上回るショットを左右に振って支配し、逆転した。


 準決勝で対戦するジョコビッチには過去2戦して2敗だが、得意のクレーコートでの対戦は初めてとあり、どうなるか。ジョコビッチにとっても、念願の生涯グランドスラム達成まで、まだ越えなければならない壁があるようだ。

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