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復帰する“覚悟”を決めた世志琥
奈七永を見て再燃したプロレスへの思い
3月7日のシードリング後楽園ホール大会での復帰を決めた世志琥
3月7日のシードリング後楽園ホール大会での復帰を決めた世志琥【スポーツナビ】

 女子プロレス「シードリング」が3月7日に東京・後楽園ホールで開催する「SEAdLINNNG〜Let’s get d!!!」で、約1年ぶりのリング復帰を果たす世志琥。


 昨年2月22日のスターダム後楽園大会、ネット上などで“凄惨マッチ”と称された安川惡斗さんとの試合で、世間の注目を集めてしまった。あの試合から1年。復帰を決めた世志琥に、現在の心境などを聞いた。(取材日:2月22日)

お客さんが盛り上がる試合をしたかったが……

試合前から因縁が強かった2人。しかし、それがあの試合につながったわけではない
試合前から因縁が強かった2人。しかし、それがあの試合につながったわけではない【前島康人】

――奇しくも“あの試合”から今日でちょうど1年です。試合前から安川惡斗さんとはいろいろ因縁めいたストーリーがありましたが、世志琥選手としては「荒れた試合になるな」という予感はありましたか?


世志琥 荒れた試合になるというか、自分の中では格下としか見ていなかったです。だから「何でタイトルマッチをやるのかな?」っていう思いはありましたけど……。


――試合のことは始まる前から終わるまで覚えていますか?


世志琥 覚えてます。


――試合の途中でブチ切れてしまい、気付いたらああいう結果になっていたわけではない?


世志琥 そうですね。(格下が相手のタイトルマッチは)そういう試合をしたことがなかったですし、やっぱりお客さんが盛り上がるのが一番だと思ってたから。その上で自分が防衛する。それがやりたかっただけなので、「叩き潰してやる」とかは考えてなかったです。


――世志琥選手としてはお客さんが盛り上がるような激しい試合をしたつもりだったが、結果的に惡斗さんをケガさせてしまったことで、大変な騒ぎになってしまったという感じですか?


世志琥 対戦相手をケガさせてしまったことはプロとしてダメなところだと思うし、反省する部分でした。ただ、すごい騒ぎになってしまったことには正直びっくりしました。

プロレスに対して一区切りを付けた

引退10カウントは、イオ、岩谷らがリングインして止められた。しかし、すでに心の中でプロレスと分かれると決めていた
引退10カウントは、イオ、岩谷らがリングインして止められた。しかし、すでに心の中でプロレスと分かれると決めていた【前島康人】

――団体側からは無期限の出場停止処分が下されましたが、謹慎期間を経て復帰する、退団するなど、いろいろと選択肢はあったと思います。その中で、引退すると決めた理由はなんだったんですか?


世志琥 自分の中で退団して他の団体に行くっていう考えはなかったし、欠場するくらいなら辞めたほうがいいって思っていました。(プロレス界は)中途半端にいてはいけない世界だという思いがあったんです。だから自分の中ではもう引退しかないって。


――当時、「自分をプロレスラーにしてくれたスターダム以外でプロレスをするつもりはない」と発言していました。


世志琥 その時のその気持ちは本当です。


――2015年の5月31日付けで引退することが発表され、6月14日に引退セレモニーが行われたわけですが、それまで結構時間がありましたが、誰かに相談したりとか、後悔したりとか、やり残したことがあったなとかは思わなかったですか?


世志琥 自分で引退を決めたので誰にも相談しなかったです。でも突然のことだったんで、やり残したことはありましたね。やり残したことはあるけど、それをやりたいとは思わなかったんですよ。自分の中で(プロレスに対して)区切りをつけちゃっていたので。


――区切りをつけたとのことですが、引退セレモニーの際に紫雷イオ選手や岩谷麻優選手がリングに上がってきて引き留めました。その結果、10カウントゴングが鳴らされることはなかったわけですが、やはりちゃんと10カウントゴングは聞きたかったですか? 聞けなかったことで、どこかスッキリしない部分が残ってしまった?


世志琥 それはどっちもですね。ちゃんと10カウントゴングを聞いて終わりたいって気持ちはありましたけど……。でも自分の中で、あれは自分の引退式でしたし、10カウントゴングを聞いていないから引退撤回とかじゃなく、自分の中ではちゃんと終わりました。

佐瀬順一

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