サポーターを熱狂させ続ける3つの番号 新潟の背番号にまつわるストーリー

大中祐二
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一貫してブラジル人が背負う新潟の10番

新潟のブラジル人10番を語る上で欠かせないエジミウソン。J1定着の原動力になった 【(C)J.LEAGUE PHOTOS】

 数字は、時に数字以上のことを物語る。例えばオレンジ色の10番、20番、そして15番だ。雪国に根付いたクラブ、アルビレックス新潟のユニホームの背中で、“彼ら”はなぜ、サポーターを熱狂させ続けるのか。

 これまでタイトル争いに縁がなく、時に厳しい残留争いを生き残ってきた新潟。その歩みは、必ずしも大きな脚光を浴びるものではなかった。それでも背番号に目を向けると、新潟にしかつむぎ出せない物語が浮かび上がってくる。

 10番。サッカーの世界においてしばしば決定的で、特別な響きを持つ番号だ。新潟ではほぼ一貫して外国人選手、とりわけブラジル人選手が背負ってきた。新潟のブラジル人10番を語る上で欠かせないのが、FWエジミウソン(04年から07年まで在籍)とMFマルシオ・リシャルデス(07年から10年まで在籍)だ。
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著者プロフィール

1969年生まれ。相撲専門誌、サッカー専門誌の編集を経て、2009年よりフリーランスとなり新潟に移住。日々、アルビレックス新潟を追いかける。サッカー専門誌時代はJ1昇格の2004年から2008年まで新潟を担当。04年8月の親善試合でビッグスワンのピッチ脇にリーガ、UEFAカップの二つのカップをドヤ顔で飾ったバレンシアを、スペイン代表GKカニサレスに尻持ちをつかせた安英学の圧巻ボレーなどで粉砕した瞬間、アルビにはまる。 

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