16番のように、10番を大島の色に 川崎の背番号にまつわるストーリー
大きな驚きを与えた新体制発表
16番の価値を自ら育ててきた大島。今季からは10番を背負う 【写真:FAR EAST PRESS/アフロ】
その登里の2番へのリアクションと同等か、それ以上の反応が沸き起こったのが10番の発表だった。チーム創設以来、川崎の10番はブラジル人選手が背負っており、その10番を大島僚太が引き継ぐことはサポーターにとって大きな驚きだった。
場内の反応の理由の一つはサポーターの16番への愛着だろう。16番の価値は大島自身が育ててきたからだ。
09年に加入した登里から遅れること2シーズン。11年に大島は静岡学園高から川崎に加入したが、当時の背番号は30番だった。大島は12年の4月からチームを率いる風間八宏監督の指導のもと、チームの主軸選手として急成長してきた。13年に16番へと背番号を替えたのは、その活躍が認められたから。つまり、大島が成長した結果で手にしたのが16番という番号で、それは例えば中村憲剛の14番のような存在になるのだろうと受け止められていた。
その大島の10番への変更は、強化部からのオファーがきっかけだったという。この件について庄子春男GMに話を聞くと「10番は(大島)僚太しかいない。それくらいの働きをしてくれるようになった。自覚が出てきたと思う。10番にふさわしいということで打診しました」と述べた。
続きはスポーツナビ公式アプリ(無料)で読むことができます。
- アプリケーションはiPhoneとiPod touch、またはAndroidでご利用いただけます。
- Apple、Appleのロゴ、App Store、iPodのロゴ、iTunesは、米国および他国のApple Inc.の登録商標です。
- iPhone、iPod touchはApple Inc.の商標です。
- iPhone商標は、アイホン株式会社のライセンスに基づき使用されています。
- Android、Androidロゴ、Google Play、Google Playロゴは、Google Inc.の商標または登録商標です。
- 前へ
- 1
- 次へ
1/1ページ