マグマを吐き出す和田スピリット 「競馬巴投げ!第106回」1万円馬券勝負

乗峯栄一

ダービー組の神戸新聞杯出走はたった2頭

[写真5]バイガエシは夏の札幌での末脚が光った 【写真:乗峯栄一】

 今週はトレセン行ってなくて、しかも「神戸新聞杯ならダービー出走馬が多いから、写真あるだろう」と高をくくっていた。しかし甘くみてはいけないと反省した。ダービー出走馬はたった2頭しかいない。新興勢力の台頭といえば聞こえはいいが、どうも菊花賞のネームバリューが落ちてきているような気がしてならない。

 ま、来月のGIからはしっかり行きますのでご容赦を。

[写真2]は皐月賞2着、ダービー4着、もちろんメンバー中横綱格のリアルスティールである。2400なら抜けた実績であることは間違いない(ダービー週の撮影)。

[写真3]はもう一頭のダービー出走馬タガノエスプレッソ。しかも緑ゼッケン(2歳9月まで装着)で分かるように、昨年の4月撮影のものだ。古くてごめんなさい。しかしエスプレッソ、3歳秋にして栗東のベテランである。皐月賞・ダービーは大敗だったが、巻き返しはあるか。

[写真4]はティルナノーグ。8月の新潟で強烈な逃げ粘りをみせた。展開向けば一発は十分にある(出走は出来なかったがダービー週の撮影)。

[写真5]はプリンシパルまで行ってダービーの権利は取れなかったが、夏の札幌では短い直線でいい末脚を見せたバイガエシ。これも緑ゼッケンで分かる通り、去年の6月の撮影である。

◎サラトガスピリットはここがメイチ

 で、予想だが、サラトガスピリットの長距離適性に心が動かされる。切れる脚はないが、道中じっとしていられて、直線で並んで競り勝つ根性がある。ハーツクライ産駒の長距離適性の固まりだろう。菊花賞ならなお狙い目だが、ここで勝たないと出走が確定しない。メイチで来るはずだ。

 単(12)サラトガスピリットに千円。3連単頭(12)固定、ヒモに(5)リアルスティール、(7)アルバートドッグ、(8)キロハナ、(13)ティルナノーグ、(2)レッドソロモン、(6)リアファルの6頭、30点300円ずつ、総計1万円でいく。

乗峯栄一の1万円馬券勝負!

<今週の1万円勝負(神戸新聞杯)>
単勝(12)×1000円=1000円
三連単(12)1着軸固定→(5)(7)(8)(13)(2)(6)流し[30点]×300円=9000円

<前回の結果(ローズS)>
単勝(4)×1000円=1000円⇒ハズレ
三連単(4)1着軸固定→(8)(16)(3)(10)(13)(12)流し[30点]×300円=9000円⇒ハズレ

<前回までの収支>
0円−10000円=−10000円

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著者プロフィール

 1955年岡山県生まれ。文筆業。92年「奈良林さんのアドバイス」で「小説新潮」新人賞佳作受賞。98年「なにわ忠臣蔵伝説」で朝日新人文学賞受賞。92年より大阪スポニチで競馬コラム連載中で、そのせいで折あらば栗東トレセンに出向いている。著書に「なにわ忠臣蔵伝説」(朝日出版社)「いつかバラの花咲く馬券を」(アールズ出版)等。ブログ「乗峯栄一のトレセン・リポート」

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