【3部・第20節】國學院大學が4発快勝で首位を奪還! 東京農業大学は2試合勝ちなしで昇格に足踏み
【試合結果】JR東日本カップ2024 第98回関東大学サッカーリーグ戦・3部リーグ第20節
【©JUFA】
『JR東日本カップ2024 第98回関東大学サッカーリーグ戦』3部リーグ第20節は、11月2日(土)に3試合、11月3日(日)に3試合が行われた。
首位の東京農業大学は勝てば2部リーグ昇格が決まる大一番。他チームの結果関わらずの昇格条件だったが、試合は立ち上がりから3連勝中で勢いに乗る6位・亜細亜大学のペースに。後半は東農大も攻撃回数を増やすが、亜大は68分、ポストに弾かれたボールを小池莉玖が押し込んで先制。これが決勝点となり1-0で亜大が4連勝を収めるとともに、東農大の今節での昇格は他チームの結果次第となった。
一方、2位の國學院大學は最下位の平成国際大学に快勝。國學大は20分に麻生哲平が先制点を挙げたものの、31分と37分に獲得したペナルティーキックに失敗。2度にわたる決定機逸が悪影響を与えるかと思われたが、後半に入ると大澤昌也、麻生、田中琢人が次々とゴールを重ね終わってみれば0-4と大勝。國學大はこの勝利で東農大と勝点39で並び、得失点差で上回ったことから4試合ぶりに首位を奪還した。
勝点39で並んだ両チームの2部リーグ昇格決定は、翌日に行われた3位・専修大学の結果に委ねられた。専大が引き分け以下の結果であれば國學大、東農大ともに昇格が決定する。9位・中央学院大学と対戦した専大は試合を優位に進めながらもゴールを割ることができない。しかし79分、相手のハンドによりペナルティーキックを獲得すると、これを棟方豪郎が決めて先制。このゴールが決勝点となり、専大が1-0で勝利。専大が2部自動昇格の可能性を残すとともに、國學大、東農大の2部昇格は次節以降にお預けとなった。
4位・青山学院大学と勝点2差の5位・明治学院大学の試合は、明学大が終盤の80分に粟江晟が挙げたゴールを守りきって0-1で勝利。この結果、4位と5位の順位が入れ替わり、明学大が4位。青学大が5位に後退した。
下位グループでは7位の東京経済大学が10位の共栄大学相手に2点を先取。共栄大も後半に1点を返すが、同点にまでは至らず東経大が2-1で勝利した。一方、自動降格圏の12位・平国大とは勝点1差と厳しい状況にある11位・国際武道大学は8位の作新学院大学と対戦。国武大は開始早々に三橋裕斗が先制点を挙げるものの、作新大も26分に林廉斗にゴールを決めて同点に。だが終了間際の85分、三橋がこの試合2点目となるゴールを決めて国武大が勝ち越しに成功。最下位・平国大との差を勝点4に広げた。
この結果、下位グループは順位こそ変わらないものの8位・作新大から11位・国武大までの4チームが勝点2差内にひしめきあうことに。3部参入プレーオフ出場は10位まで。9位に逃れられれば降格圏からは完全に脱することができる。一方、最下位の平国大は次節で敗れれば都県リーグへの自動降格が決定。関東リーグ残留のために、次節の対明学大戦は負けられない一戦となるだろう。
また次節は2部自動昇格・2位内入りの可能性をわずかに残す3位・専大とプレーオフ出場を目指す5位・青学大が直接対決。3位・4位に与えられる2部参入プレーオフ出場権を巡る戦いからも目が離せない。首位・國學大と2位・東農大は勝てば他チームの結果に関わらず2部リーグ昇格が決定する。昇格も残留も目の離せない試合が続く第21節は、11月9日(土)に4試合、11月10日(日)に2試合が行われる。
※表示スコアはホーム対アウェーのスコアで表示。
(文・飯嶋玲子)
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全試合結果と得点者
亜細亜大 1(0-0)0 東京農業大
得点者)【亜大】小池莉玖
平成国際大 0(0-1)4 國學院大
得点者)【國學大】麻生哲平×2、大澤昌也、田中琢人
国際武道大 2(1-1)1 作新学院大
得点者)【国武大】三橋裕斗×2【作新大】林廉斗
青山学院大 0(0-0)1 明治学院大
得点者)【明学大】栗江晟
専修大 1(0-0)0 中央学院大
得点者)【専大】棟方豪郎
東京経済大 2(1-0)1 共栄大
得点者)【東経大】和光翔空、新井悠河【共栄大】唐尼陽斗
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