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【Ｋ−１】減量苦しんだ木村がグランダーと乱闘寸前＝７０ｋｇ級トーナメントでは中島がＶ宣言

スポーツナビ 2015年7月3日 21:30

木村「明日は好き放題暴れる」

マサロに小突かれ、「おいっ」と声を荒げてマサロに詰め寄る木村。慌てて関係者が２人を引き離した【スポーツナビ】

Ｋ−１「Ｋ−１ＷＯＲＬＤＧＰ２０１５ＩＮＪＡＰＡＮ〜−７０ｋｇ初代王座決定トーナメント〜」（７月４日／東京・国立代々木競技場第二体育館）の公開計量および前日会見が３日、都内ホテルで行われた。スーパーファイトではＫ−１の−５５キロ級王者・武尊、−６０キロ級王者・卜部功也、−６５キロ級王者ゲーオ・ゲーオ・フェアテックスがノンタイトル戦ながら揃い踏み。それぞれが明日の大会へ向けて抱負を語った。

　会見に先立って行われた公開計量では、スーパーファイト４試合に出場する８選手のうち木村“フィリップ”ミノルを除く７選手が一発クリア。木村は予備計量で６００グラムオーバー、計量で５００グラムオーバーだったが、１時間後の再計量でリミットいっぱいの６５.０キロでクリアした。

　会見を欠席し、減量に励むなど苦しんだ末に計量をパスした木村は「きつい計量を乗り越えたので明日は好き放題暴れるだけ」と意気込んだ。さらに、「キングたるゆえんをリング上で見せる」と強気なコメントを残すと、「計量に合わせられないキムラはスポーツマンではない」と挑発していたマサロ・グランダーが姿を現し、両者は額を合わせて緊張感のあるにらみ合い。ここでグランダーが木村を突き飛ばすと、木村は「おいっ」と声を荒げ乱闘寸前に。関係者が慌てて両者を引き離す事態となった。

　ことし４月大会で野杁正明を破って一気に名を挙げたグランダーの木村喰いなるか!? ことし１月にゲーオからダウンを奪って判定勝利、４月にはＨＩＲＯＹＡを１回ＫＯで下した木村が戦慄のブラジリアンフックを見せるのか!?

ゲーオ「王者の誇りを取り戻す」

昨年１１月のＫ−１−６５ｋｇ級トーナメント決勝の再戦となるゲーオと左右田【スポーツナビ】

　昨年１１月に−６５ｋｇ級トーナメントを圧倒的強さで制したゲーオだが、ことし１月には木村にダウンを奪われて判定負け、３月には他団体で健太と対戦し勝利をしたものの、ひじでカットされ、それが原因で４月大会を欠場した。ことしのＫ−１で結果を残していないゲーオだが、「チャンピオンとしての誇りを取り戻す」と気合は十分。昨年１１月のー６５ｋｇ級トーナメント決勝で敗れて以来の再戦となる左右田泰臣は「ノンタイトル戦ながらも自分がチャンピオンにふさわしいかどうかの査定試合。ゲーオのすべてを奪う」ときっぱり。この一戦に勝利して、一気にタイトルマッチへこぎつけるつもりだ。

武尊「最軽量でも盛り上げる」

Ｋ−１−５５ｋｇ級王者・武尊がチャンピオンとして一発目の試合。強敵ハメッシュを迎え撃つ【スポーツナビ】

　Ｋ−１−５５ｋｇ級王者・武尊は「チャンピオンになって一発目の試合だけど、チャンレジャーなみに勢い良く、思い切り暴れたい」と闘志を燃やす。また、「Ｋ−１は今まで５５キロはなかったけど、軽量級を盛り上がらないと言った人たちを見返したいので、明日はそういう試合を見せてＫＯで勝ちたい」と軽量級チャンピオンとしての意地を見せると語った。対戦相手のハキム・ハメッシュは３９戦３５勝の実力者。会見ではマイクを通しながらも、ほとんど聞き取れないようなか細い小さな声で「後々まで皆さんの思い出に残るような試合をしたい」と抱負を語った。

卜部功「おしゃれな試合をする」

「触れさせないで勝つ」と意気込む−６０ｋｇ級王者・卜部功はトリシンと対戦【スポーツナビ】

　１７戦１６勝１敗のコンスタンティン・トリシンと対戦する−６０ｋｇ級王者・卜部功は、「おしゃれな試合をしたい。一発も触れさせないで勝つ」と完勝を宣言。ノンタイトル戦について聞かれると、「タイトルマッチとか関係ないよって感じ。１試合１試合に全力を注いでいるので、自分の思い描いた試合ができたらいい」と達観したコメントを残した。トリシンは「明日私の手が彼の顔に触るかどうか皆さんで確かめてください」と勝利に自信を見せた。

卜部弘、闘士の気合受け流す

スーパーファイトで激突するＫｒｕｓｈ王者・卜部弘崇と闘士【スポーツナビ】

　卜部功の兄でＫｒｕｓｈ−６０ｋｇ級王者・卜部弘崇は闘士と対戦する。この２カ月間、母親に子供の面倒を見てもらい練習に集中してきたという闘士が母親への感謝を口にすると、「（卜部弘の）体を見てチャンピオンだなって思ったら倒す気倍増した」と気合あふれるコメント。しかし、今大会に出場する弟・功也や武尊とガンガン練習して、コンディションは十分という卜部弘は「ただねじ伏せるだけ」とサクッと受け流した。

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