両者KOの原田と小峠が再びシングル対決 「グローバル・リーグ戦」を前に完全決着誓う

プロレスリング・ノア

「原田に勝ってリーグ戦優勝してタイチに挑戦する」と意気込む小峠篤司 【写真:プロレスリング・ノア】

 7月1日のプロレスリング・ノア後楽園ホール大会にてシングル再戦する小峠篤司と原田大輔が会見を行った。両者は19日の後楽園大会でシングルマッチを行ったが、原田のニーアッパー、小峠のトラースキックでともにダウンすると、立ち上がることができないまま10カウントが数えられ、18分14秒両者KOでドロー。試合後には両者ともに指を突き立てて再戦をアピールし、2週間足らずの間隔で再戦が決定した。
 現在、鈴木軍のタイチに奪われたままのGHCジュニア王座への挑戦を狙う2人は、7月18日に開幕する「グローバル・ジュニア・ヘビー級リーグ戦」を前に、宿敵と完全決着をつけ至宝奪回へアピールする構えだ。

原田「どうしてもリーグ戦の前に決着をつけておきたかった」

「グローバル・リーグ戦」の前に小峠との完全決着を誓う原田大輔 【写真:プロレスリング・ノア】

――7月1日後楽園大会での小峠選手との再戦について。

原田 この間の後楽園で決着がつかなかったということで会社が再戦を組んでくれまして、自分は願ったり叶ったりで、どうしてもリーグ戦の前に決着をつけておきたかったので、今回スパンは短いですけれども決まってすごくうれしいです。倒せなかったことはすごく悔しいですし、引き分けっていう自分もお客さんも納得できないまま終わってしまったのでそれが一番悔しいですし、次こそは決着をつけたいなと思います。

――これだけ短いスパンでやったことは今までありましたか?

原田 大阪プロレスの時に短いスパンで結構やった時期はありましたけど、その辺に関しては気にしてないです。一番は見てるお客さんが飽きない試合をしたいなって、もう原田、小峠いいよって思われないためにも今回の決着ではしっかり内容も残したいと思います。

――前回の反省点を生かす?

原田 気持ちをもっと持たなければいけないっていうのはありますね。前回はタイトルマッチで負けて、その後すぐ後楽園での試合だったので、自分の中でブレてる部分があったんですけど、今回はこれ一本に集中して、小峠篤司を倒すことだけを考えて挑みたいと思います。今更作戦立てて通用する相手ではないと思うので、全て読まれることも想定してるので、それ以上に気持ちをしっかり持って試合をしたいと思います。

――ノアジュニアの黄金時代を作りたいと言っていましたが、このタイミングでリーグ戦が決まって、注目されるシチュエーションになりましたが、存在感が重要でしょうか?

原田 そうですね。今のノアジュニアってどんぐりの背比べというか、突き抜けた存在がいないと思うので、しっかりとリーグ戦優勝して一歩まず出て、それからタイチのベルトに挑戦して、2歩、3歩先に進みたいと思います。それでノアジュニア=原田大輔っていうのを一から作っていきたいと思います。

――本命としてリーグ戦を迎えたい?

原田 そうですね、日にちはそんなにないですけど、本命と思われる存在になっていきたいと思います。

小峠「原田に勝ってリーグ戦優勝してタイチに挑戦する」

ダブルKOからわずか2週間足らずの間隔でシングル再戦が決まった原田と小峠 【写真:プロレスリング・ノア】

――原田選手との再戦について。

小峠 いまさら何にもないですけどね。周りがライバル、ライバルって言うから引けなくなってるだけで、本来ならリーグ戦の前にこんなこと、タイチがベルト持ってるのにこんなことしてる場合じゃないっていうのが正論なのかもしれないですけど。そこに対原田大輔っていう舞台がある以上は彼とずっとやっていかないといけないと思っています。いつでもどこでもってプロレスラーっぽい発言ですけど、彼といつでも決着付けたいと思いますし、ジュニアシングルのタイトル落としてる人間なんで、嫌でもあがいてでもアピールしていかないと再戦したり浮上したりすることはないと思いますので、そういう意味では彼をいいように利用させてもらおうかなと思ってます。

――タイチ選手に2回負けているプラス、ライバルである原田選手に負けてリーグ戦に臨むことはありえない?

小峠 発言権がないですからね。もう一回やらせろって言ったところでまたお前かよってファンの人には突っ込まれると思うんで、結果あいつなら取り返せるんじゃないかっていう証明が必要ですから。そういう意味では原田に勝ってリーグ戦優勝して、タイチも優勝者とやるって宣言してますから一番手っ取り早い。ファンを納得させるような形ではあると思うんで。このタイミングでリーグ戦っていうのは助かってます。

――あくまで重要なのはリーグ戦?

小峠 (原田選手との抗争の)「きっかけは決着つかなかった意地ですよね。今やるべきことからしたら関係ない流れだと思うんで勝手にやってるだけです。引けないプライドがありますんで。

――ジュニアリーグ戦のメンバーが発表されましたが?

小峠 あんまりジュニアメンバーとシングルってしたことないんですよね。拳王とか大原とかシングルしたことないんで、誰が一番なのか決めたいですしね。いろんなものが飛び交ってますから、よそ者らしく頑張ります(笑)。

――小川選手は出ないと言っていたのにエントリーされたりしていますが?

小峠 小川さん、すごい人ですよね。この状況下でそういうこと平気で言うんですから。ここにきてよそ者扱いされたかって感じです(笑)。そこも俺にとってはプライド持ってるとこなんで。ハングリーさだけは持ってるものがありますよ。俺だけじゃなく途中からノアに来た人間っていうのはいい意味でハングリーですね。結果残さないとすぐ切られるだろうなっていう気持ちでやってるんで、よそ者扱いされちゃったけど何かを残さなきゃいけないっていう気持ちが毎回あるし、だからアピールした結果、原田との試合にも結び付いてると思ってるし、僕は特にそういう気持ち強いと思うんで。その辺のゴミ食ったら試合に出してやるって言われるんだったら食うし、そういうハングリーさはもってやってます。ノアの自由なリングでは目立ったもん勝ちだと思ってますんで、いっぱい発言していきますし、いっぱい余計なことしていきます。

――リーグ戦を引っ掻き回す?

小峠 リーグ戦に限らず、ずっと思ってます。静かになったら終わりだなと思っていますんで、外様ですから。常に飽きられたり、何も残せなくなったら切られるのは俺らなんかなって気持ちでずっとやってるんで。そういう意味ではプロなんで、常に肯定されようが否定されようが発信し続けて行く気持ちはあります。
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