左右田「ゲーオ戦には感情を持ち込む」=勝利で7.5IWGP戦のオカダにつなぐ
4月の中島戦の黒星を反省
−70kg級初代王座を狙う山崎 【(C)M-1 Sports Media】
大会まで2週間を切り「疲労もちょっとずつ抜けてきて、いい感じです。当日最高の状態に出来るように、疲れを抜きつつ、運動量を落とさずに仕上げていこうと思います」と話した山崎。公開練習ではシャドーボクシングとミット打ちをそれぞれ1Rずつ披露し、調整段階に入っていることをうかがわせた。
今回は1日3試合の過酷なワンデートーナメントとなるが、山崎曰く「走ることを増やしたりはしていますが、技術的なこと以外、基本的にやることは変えていません。トーナメント用に練習を変えるということはしてないです」。
それよりも4月のKrush後楽園大会の第3代Krush−70kg級王座決定トーナメント決勝で中島弘貴に敗れた試合を踏まえて「前回の負けをしっかり反省し、課題を克服するための練習をやってきました。(中島戦と)同じような展開にならないように気をつけています」と自らの課題をクリアするための練習に時間を割いたという。
パンチ&パワー対策は十分
「応援してくれる人たちが喜ぶような進化した姿を見せる」と地元・福島への恩返しを誓う山崎 【(C)M-1 Sports Media】
特にパンチと前に出るプレッシャーが強く、山崎も「グレゴリアンはパンチでガンガン来てアグレッシブな選手と言うイメージです」と分析。過去にモルドバや香港でヨーロッパの選手と対戦経験がある山崎は「ヨーロッパの選手はパンチの質が違う。映像で見るよりも体感すると全然違ったので、今回もそうなると思います」とグレゴリアンのパンチ&パワーには強い警戒心を示している。
もちろん山崎はパンチ&パワー対策を十分に練っている。中島戦後からフィジカル強化のためのトレーニングをスタートさせ、ボクシングジムなどへの出稽古も敢行。「ボクシングジムではミドル級の選手とスパーさせてもらったり、キックのジムでは自分よりも大きくてスピードがあるような選手と練習してきました」と仮想グレゴリアンとしてスパーリングを続けてきた。
「グレゴリアンは優勝候補にも挙げられていて、トーナメントに出ている外国人選手の中では一番強いと思う」と語る一方で「逆にそういう相手とお互いに元気な状態で一番最初に出来るのもいいなと思う」と山崎。まずは1回戦にすべてを集中させ「準決勝はその次。1回戦をしっかり勝って、それから考えます」とグレゴリアン撃破を誓った。
地元・福島からの応援を力に変える
「4月に負けたこともあるので今回は必ず勝ちたい。もちろん優勝もあるのですが、とにかく負けたくないんで。K−1だからっていう特別な気持ちはなくて、負けたくないってだけです。前回の試合で負けてから色々と考えて出来ることをやってきたので、それをしっかり試合ですべて出す。応援してくれる人たちが喜ぶような進化した姿を見せて、確実に1回戦を勝って優勝まで駆け上がりたいと思います」
山崎は地元・福島からの応援を力に変えて、優勝候補グレゴリアンの牙城を崩すことが出来るか!?