鈴木みのる率いる鈴木軍との全面戦争に突入しているノア。２月４日、東京・後楽園ホールで行われるノア「Ｔｈｅ Ｆｉｒｓｔ Ｎａｖｉｇ.２０１５」では８試合中５試合がノアvs.鈴木軍の対抗戦が組まれている。今回、ノアから対抗戦に出場する小川良成、齋藤彰俊、ザック・セイバーＪｒ.のコメントが届いた。

　第６試合で鈴木軍のＴＡＫＡみちのくとシングルマッチを行うノアジュニアの重鎮・小川良成。ノアと鈴木軍との対抗戦には「客観的に遠くから見ている感じ」と淡々としたコメント。果たして小川の真意はどこにあるのか!?

――２.４後楽園でＴＡＫＡみちのく選手と初シングルとなりますがどんな試合になると考えてますか？

　ん〜っ、正直分からない。分からないな〜どんな試合になるんだろう？ 多分お互い同じ様な感じじゃなくて、リング上がってその時の相手のコンディションとかいろんな事でお互い試合の仕方変えられるタイプなんで…どうだろう？ 今日やったら違う試合になるだろうけど、明日やったらまた違う試合になるだろうし。お互いのその日のコンディションによるんじゃない？

――現在、鈴木軍がノアマットを占領していますがそれに関してはどう思いますか？
　まぁ別にオレにはそんな関係ないところで動いてる事だからそれほどはね（微笑）。たまたまＴＡＫＡ選手とは当たるけども、その位であってオレにはそれほど直接関わってる事ではないので、客観的に遠くから見てる感じ（微笑）。

――タイチ選手がノアのジュニアは小川と浅子（覚・トレーナー）しか知らないと言う発言をしていますが？

　いや〜ホントにそれしか知らないんじゃない（笑）？ 正直に言ってんじゃない？ 良く分からないけど。ハッハッハ。まぁそんな風に言われてる時点で皆ダメだよね？ そういう風に言われればタイチ選手なりのアピールと言うか、何て言うんだろう？ 誰１人って言うんじゃなくて全員に対しての宣戦布告と言うか、そういう所なんじゃない？ だからたまたま、さっきオレが言った通りにあんまり関係のない人の名前を出してるだけで、他のジュニアの人はね、絶対絡んで来る様なポジションにいるからさ。だから絡まない様なオレの名前を出しただけだよ！

――２．４日、当日観に来られるファンの方に一言。

　一応、形的には対抗戦という事になるでしょうからノアのために頑張ります！。それだけです。

　第４試合で鈴木軍の飯塚高史とシングルマッチを行う齋藤彰俊。過去、新日本プロレスに参戦していたときに、ヒール転向前の飯塚との戦いを経験しているが、ヒールになった飯塚とは初対戦。「どうなるか分からないけど、目には目を」と闘志をみなぎらせる。

――２.４後楽園大会での飯塚戦を控えていますが、どういう戦いになると考えていますか？

　彼が普通の試合をするつもりが有るのか、ないのかわかりませんが、ある程度のことは出来ても普通にはいかないだろうなというところですよね。

――初対戦ですか？

　ああいう風に豹変してからは初めてですね。まださわやかなころはやったことありますけどね。ああいう様なスタイルでも基礎はしっかりしているので、持っているポテンシャルは高いと思うんですよ。それをどういう風にしていくか。向こうは対応しないと思うのでこちらが対応するしかないのかなと。

――勝ち負け関係なくやりたい放題してくると思いますが？

　自分も元々一人っ子で猫好きでわがままなので、こちらもやりたい放題やらせてもらいます。目には目をという感じですね。

――鈴木軍がノアマットに侵攻していることに関してはどう思っていますか？

　方舟を乗っ取るという風に言ってるということは、方舟に魅力がなければ来ないと思うんですよ。その部分から言うと、価値のある方舟なんだと思います。そこは素直に喜んでいいと思います。わが強い軍団で自分たちの欲しいものを取るということで光栄ですけど、それを差し出すつもりはないです。ミイラ取りがミイラになることもあるので向こうが乗っ取られることもあって、方舟に乗るということもありますよね。

――鈴木軍が方舟に乗る可能性もあると？

　乗っ取ろうとしても実は乗船しているという可能性もありますよ。どちらかですよ、沈むのか乗っていくのか。

――今年は６.１３三沢さん７回忌の興行、１５周年の年でもありますが、現在の目標はどこに置いていますか？

　目標というか自分自身がどうするかっていうのは変わらないことですが、ノアに所属してこの日(６.１３)を迎えられる、試合会場に行けるということは自分の中で感慨深いというか、こうなるべきだったんだなと思いますので全力で戦わせていただきます。

　第７試合で鈴木軍のタイチとＧＨＣジュニアヘビー級王座挑戦者決定戦を戦うザック・セイバーＪｒ.。１月２４日・大阪大会で行われたＧＨＣジュニアヘビー級タイトルマッチで原田大輔を下して初防衛に成功した直後の小峠篤司に対して対戦を名乗り出たタイチの行動にご立腹。「本当のノアジュニアの戦いを見せつける」と意気込む。

――タイチ選手との次期挑戦者決定戦になりましたが心境は？

　僕の提案でタイチとの次期挑戦者決定戦になったけど本当はやるまでもないよ。小峠も僕が勝ってほしいと思ってるようだし、実力は完全に私の方が上だと思うよ。

　タイチとは１月ツアーで何回かやったけど、タイチはきっちりとした形で勝っていない。小峠と原田の試合はすごかったし、あいつはノアジュニアのレベルを分かっていない。

　タイトルマッチの後に挑戦者として名乗り出るのはあまり好きじゃないけど、タイチがふさわしいとは思わなかったのでそれを払しょくしたかったから出て行ったんだよ。

　それにノアファンのみんなも知っているはず。今まで石森（太二）や原田とのタイトルマッチなど負けはしたけどすごい試合をやってきているし、自分の方がふさわしい。

　でも次期挑戦者決定戦が決まったからにはプロレスリング・ノアの代表として、２.４後楽園に見に来てくれた人の前でタイチの無様な姿を見せてあげるよ。そして３.１５有明コロシアムではノアジュニアとしての誇りを持って、本当のノアジュニアの戦いを見せつける。

　ＧＨＣジュニアのベルトは私が最も巻きたいベルトなので、有明コロシアムで小峠と最高の試合をして必ずベルトを手にしたい。