Jr王者・原田、V6戦へ秘策あり=10.12GHCジュニア王座戦調印式
6度目の防衛戦を迎えるジュニア王者・原田大輔はベテランのスペル・クレイジーを迎え撃つ 【写真:プロレスリング・ノア】
6度目の防衛戦に臨む原田は過去にシングルで2敗をしているクレイジーに対して、「キャリアもあるし、お客さんを味方にする力もすごいし、テクニックもすごい」と警戒。しかし、過去2戦と違って「ある程度変化をつけていこうかなと思っている」と秘策の投入を示唆をした。
一方、25年のプロレスキャリアを誇るクレイジーは「今まで2勝しているけど、それ以上に夢の中では何度も何度も倒しているのをよ〜く覚えてます(笑)」と余裕の表情を見せた。
クレイジー「メキシコで十分トレーニングをしてきた」
シングルで原田に2勝をしているクレイジーは「キャリアは私の方が上」とベルト奪取へ自信を見せた 【写真:プロレスリング・ノア】
――クレイジー選手、今の心境をお聞かせください。
クレイジー 今、(成田空港から)到着したばかりで、今の心境は疲れちゃってるっていうのが正直なところ。2日後のタイトルマッチには万全の状態に整えて、準備万端で臨みます。
――7月18日の新潟・新発田大会で原田選手に勝っていますが、精神的に優位に感じてる?
クレイジー 実際、原田選手に何回勝っているか覚えていないくらい勝っていると思うんですが、メキシコでも十分トレーニングしてきたので、今まで以上に負かす気持ちが強いです。
――原田選手に対してはどんな評価を持っている?
クレイジー 原田選手はヤングマスターと言われてますが、私は25年のキャリアがある。その経験で自分の方が勝っている。
――以前、横浜では2階席からのケブラーダを放ったことがあるが今回もチャンスがあったら狙う?
クレイジー ……。今ここでそれに答えしてしまって、「やるつもり」と言ってしまうと、原田選手に分かってしまうので、ここではそれには答えないよ。
原田「前回負けたときからレベルアップしている」
王者・原田はジュニア以外にもヘビー級など3つのタイトルマッチが行われる横浜大会で「ジュニアが一番すごいと思われる試合をしたい」と意気込んだ 【写真:プロレスリング・ノア】
原田 久々にスペル・クレイジーと会いましたけど、あらためて気が引き締まりました。今までなら、タイトルマッチが決まって前哨戦が組まれたりとかありましたが、今回に限ってはなく、タイトルマッチが決まって、今日まで顔を合わせていなかったので「いよいよだな」と感じました。
――スペル・クレイジー選手のどういった点を一番評価している?
原田 一番というか総合的に素晴らしいと思いますね。キャリアもありますし、お客さんを味方にする力もすごいですし、テクニックもすごいですし、すべてを警戒しなければいけない挑戦者だと思います。
――5度の防衛に成功しているが、過去の5人と比べて?
原田 また一味違った挑戦者ですし、前回負けた時は2回防衛した時だった。あれから防衛記録も増やして、自分自身もレベルアップしていると思うんで、今の自分をスペル・クレイジーにぶつけようと思います。
――クレイジー選手とは過去に2度シングルマッチをやっていますが?
原田 そうですね、勝った方は覚えてないと言ってましたが、負けた方はしっかり覚えていますんで。過去の2敗を上回るような内容の試合をして勝ちたいと思います。
――それを聞いていかがですか?
クレイジー もちろん2回勝っているのは覚えてるけれども、それ以上に夢の中では何度も何度も倒しているのをよ〜く覚えてます(笑)。
原田「“おおー”と思われる試合をする」
クレイジー これまで、いろんなベルトを獲ってきた。でも今はこのベルトを獲れれば自分のキャリアにハクがつく。すごく価値のあるベルトだと思ってる。
――前回、丸め込みで敗れているが作戦はある?
原田 作戦? 前回、自分のプロレスをして負けてるんで、ある程度変化をつけていこうかなと考えています。同じことをやっても25年のキャリアで丸め込まれて負けてしまうかもしれないので、そうならないようにクレイジーに対してもお客さんに対しても“おおー”と思わせるような試合をしたいなと思っています。
――4大タイトルマッチがあるがその中でどんな試合を目指す?
原田 4大選手権もあって対抗戦もあって、いろんな試合ありますけれども、試合終わってお客さんが横浜文化体育館を出るときに「GHCジュニアの試合すごかったな」とそう思われるような試合をしたいです。
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