11.3代々木で新生K-1旗揚げ戦 初代王座決定戦にHIROYA、久保ら参戦

長谷川亮

日本人4人と世界の強豪4人でワンデイトーナメント

新生K-1初代65kg級王座決定トーナメントに出場が決まった山崎、HIROYA、久保、左右田(左から) 【長谷川亮】

 新生K−1、「K−1 WORLD LEAGUE(K−1ワールドリーグ)」の第1回大会「K−1 WORLD LEAGUE 2014 〜−65kg初代王座決定トーナメント〜」(11月3日、東京・国立代々木競技場第二体育館)の発表会見が5日、都内ホテルで行われた。

 名称が表すように、今大会では日本人ファイター4人と世界の強豪ファイター4人によるワンデイトーナメントで−65kgの初代王者を決定。この日はいち早く、トーナメントに出場する日本人ファイターとして久保優太(K−1 WORLD MAX 2011 −63kg日本チャンピオン、GLORY−65kg SLAMチャンピオンほか)、山崎秀晃(第3代Krush−63kg級チャンピオン)、HIROYA(初代Krush−65kg級チャンピオン、K−1甲子園2008チャンピオン)、左右田泰臣(前RISEスーパー・ライト級チャンピオン)の4選手が発表となった。外国人ファイター4選手は現在選考中で、9月下旬までに発表となる予定。今大会で決定した−65kg初代王者には来年以降防衛戦が義務づけられるが、防衛戦の期限やスパンについては協議中で決定次第発表となる。

 今大会はリザーブファイトを含めたトーナメント8試合に、K−1甲子園決勝の1試合、スーパーファイト3〜4試合の全12〜13試合のボリュームで行われる。CSスポーツチャンネルGAORA SPORTSとニコニコ生放送での完全生中継も決定している(※ニコニコ生放送は有料配信)。

 また、来年の第1弾大会も2015年1月18日に国立代々木競技場第二体育館で開催され、4月以降に3大会、2015年は全4大会を開催することが合わせて発表となった。

トーナメント出場4選手のコメント

K−1甲子園王者のHIROYAは「1Rからガンガンいく」と闘志 【長谷川亮】

HIROYA(初代Krush−65kg級チャンピオン、K−1甲子園2008チャンピオン)
「7月にKrushのベルトを失いましたが、巡ってきたチャンスで関係者に選んでもらった以上、しっかり頑張ります。K−1は勝利+αが最も求められるリングなので、1Rからガンガン行って盛り上げたいと思います」

山崎秀晃(第3代Krush−63kg級チャンピオン)
「新K−1、一発目ということで、全部自分が引っ張っていくつもりで頑張ります。(階級アップは)65kgを見据えて体作りをしているので不安はありません。やることは一緒だし、KOを見せてお客さんを沸かせたい。(意識しているのは)久保選手です。GLORYでもベルトを獲得して強い、実力のある選手なので一番やりたいです。あと、明日結婚式をさせていただきます」

K−1 WORLD MAX 2011 −63kg日本王者の久保は「絶対優勝します」と宣言 【長谷川亮】

久保優太(K−1 WORLD MAX 2011 −63kg日本チャンピオン、GLORY−65kg SLAMチャンピオンほか)
「小さい頃からK−1に憧れて、2011年に優勝できたから今の僕があります。K−1は特別なものなので、絶対優勝します。優勝することを意識しているので、意識する選手は全員です」

左右田泰臣(前RISEスーパー・ライト級チャンピオン)
「僕は新日本プロレスとK−1を見て育ってきました。K−1に上がれることで気持ちがたぎっています。ただ強さを求めるだけでなく、会場のお客さんと熱を生み出したくてK−1に参戦しました。魔裟斗さんが引退して5年経っても、K−1=魔裟斗のイメージがあって悔しいので、僕は魔裟斗さんとは違うやり方で人を惹きつけたい」
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著者プロフィール

1977年、東京都出身。「ゴング格闘技」編集部を経て2005年よりフリーのライターに。格闘技を中心に取材を行い、同年よりスポーツナビにも執筆を開始。そのほか映画関連やコラムの執筆、ドキュメンタリー映画『琉球シネマパラダイス』(2017)『沖縄工芸パラダイス』(2019)の監督も。

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