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最高レベルの守備陣を誇るブラジル
W杯を彩る各国注目DF・GK陣を紹介
今大会屈指のDF陣を誇るブラジル。センターバックのチアゴ・シウバ(右)、GKのジュリオ・セーザル(中央)らがチームを支える
今大会屈指のDF陣を誇るブラジル。センターバックのチアゴ・シウバ(右)、GKのジュリオ・セーザル(中央)らがチームを支える【Getty Images】

 ワールドカップ(W杯)ブラジル大会がついに幕を開けた。大会2日目となる13日には、前回大会の決勝と同カードであるスペインvs.オランダが行われ、5−1でオランダが大勝し、リベンジを果たした。


 グループリーグ、決勝トーナメントと勝ち進んでいくと、全7試合を戦うことになるW杯。1カ月以上続くタフな戦いの中で、重要となってくるのはやはり守備の安定感だろう。前回覇者のスペインも7試合のうち、失点はグループリーグで喫した2点のみ。どんなに破壊力があるストライカーを保持していても、それを生かすためには、後ろで控える守備陣がしっかり構えていることが第一条件となる。


 今回は今大会屈指のDF陣とGKにタレントをそろえる国を紹介し、その特徴をまとめてみたい。

開催国最大の強みは最高レベルのDF陣――ブラジル

 今大会、DFラインに最高レベルのタレントをそろえるのは開催国のブラジルだ。

 対人能力と統率力の両面で卓越するチアゴ・シウバは今や世界最高峰のセンターバックと評価され、相棒のダビド・ルイスも攻守の両面で勝利に貢献できる選手。昨年のコンフェデレーションズカップ(コンフェデ杯)決勝では、ゴールライン寸前のクリアでチームを救った。左右サイドバックにはマルセロとダニエウ・アウベスが構える。


 もともと主力選手たちの実力は折り紙付きだったが、多くの強豪国にケガ人による離脱者が相次ぐ中、ルイス・フェリペ・スコラーリ監督が構想するベストの布陣で本大会に臨めるのは大きなメリットであり、とりわけDFラインが良い状態で開幕できることは優勝を目指す上でのアドバンテージとなる。


 ブラジル代表のDFラインはバランス良くお互いをサポートしあいながら、局面で個の特徴を出せるのが強みだ。4−2−3−1というシステムの中で、ボランチに位置するルイス・グスタボも実質的なDFの1人として自陣の守備に参加し、代わりにサイドバックの片方が高めの位置に残ることが多い。


 GKのジュリオ・セーザルはクラブで不遇を味わい、最終的には米国メジャーリーグサッカーのトロントFCで仕合勘を養って直前キャンプにこぎ着けたが、代表に戻れば頼れる守護神であることに変わりはなく、安定したポジショニングとビルドアップでチームを支えることができる。

 現状の評価では第2GKと見られるジェフェルソンはキャッチングに定評があり、国内最高峰の選手として認められ、ジュリオ・セーザルに何かあればすぐに取って代われる実力者だ。


 ベンチにも他国なら主力を担える選手がそろう。名門バイエルンの主力であるダンテは空中戦に強く、スピード対応も申し分ない。明るい性格でも知られ、チームを盛り上げる“楽隊”の中心でもある。最終メンバーに滑り込んだエンリケに関しては、アトレティコ・マドリーの躍進を支えたジョアン・ミランダを押しのけての選出に疑問の声があったことは確かだが、守備的なポジションをマルチにこなす才能とパルメイラス時代にスコラーリ監督と築いた信頼関係が選出を後押しした様だ。


 サイドバックは右にマイコン、左にマクスウェルと経験も実力も備わったベテランがスタンバイしている。消耗の激しいポジションだけに、最大7試合を戦う中では彼らの出番も少なからずあると考えられる。マクスウェルはマルセロほどのスケールは無いものの、周囲とバランスを取りながら正確なクロスとカバーリングを使い分けることができる選手で、対戦相手によってはスタメン出場もありそうだ。

河治良幸

東京都出身。セガ『WCCF』の開発に携わり、手がけた選手カード は4500枚を超える。創刊にも関わったサッカー専門新聞『エル・ゴラッソ』で現在は日本代表を担当。チーム戦術やプレー分析を得意と しており、その対象は海外サッカーから日本の育成年代まで幅広い。著書に『サッカーの見方が180度変わるデータ進化論』など。

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