ザック「少しメンバーを変えようと思う」=国際親善試合 ベルギー戦前日会見
ベルギー戦の前日記者会見に臨むザッケローニ監督 【スポーツナビ】
練習後、前日会見に臨んだアルベルト・ザッケローニ監督はベルギー代表の印象について「技術、フィジカル、経験という要素が、高いレベルで融合している」と語った。また、日本代表については「少しメンバーを変えようと思う」とメンバー変更を示唆した。
「明日の試合まで回復の時間も少ないので、選手全員のコンディションを見て、どういうメンバーを使うのかを考えたい。その上で、どういうシステムを使うのか、試合の中でどうシステムを移行するのかを考える」と語り、コンディションを考慮したメンバー選考になることと、試合展開によっては3−4−3のシステムを試す考えを明かした。
少しメンバーをいじる必要がある
明日の試合が終わってからの話だが、3月まで試合を入れる予定はない。一つ目の質問だが、この間のフォーメーションから少しメンバーを変えようと思う。ベルギーはFIFAランキング5位(※11月19日現在)のチームだし、この間のコロンビア戦は、2013年になって初の敗戦だった(11月14日、0−2)。相手が非常に強いチームであることは理解しているが、われわれはW杯の準備を進める上でチームとしてのプレーも高めていかないといけないし、またメンバーの実力をこうした場で試すためにも、明日は少しメンバーをいじる必要があると考える。
――オランダ戦での引き分けを受けて、選手のリアクションはどう感じられたか?(原田公樹/フリーランス)
選手たちの反応だが、内容に満足しているのはいいと思うが、試合の流れを考えると勝てなくて残念と感じるというのも悪いことではない。当然、個人的には内容がどうだったかが大切で、チームがコンセプトにのっとってやれているか、目指すべき道を進んでいるのか、この間のゲームを通じて確認したかった。このチームはコンディションが優れているときはいいサッカーを見せるが、それをいかに継続できるかがこれまでの課題となっている。引き続き、このパフォーマンスを出していければいいと思う。
――3月まで活動ができないということで、選手には各クラブでどのように成長してほしいと考えるか?
まずは(各クラブで)より試合に多く出てほしいということを話そうと思う。また、クラブによってやり方は違うが、しっかりトレーニングに励んでほしいとも思う。代表チームのことを考えると、できるだけコンスタントに試合に出るのが大切だと思うし、いいトレーニングをすることが代表の活動につながっていくと考える。