ダービーで完敗、高まる香川起用の声=開幕5試合でいまだピッチに立てず
ファンからの信頼度は高い
ユナイテッドは1−4でシティに完敗。香川の起用を望む声は日増しに高まっている 【Getty Images】
ガーナ戦後の香川のコメントを、英国メディアがモイズ批判のように伝えた“誤訳騒動”や、移籍期限ギリギリで降って湧いたアトレティコ・マドリーへの移籍話、古巣ドルトムントのファンが再獲得を望み、ツイッター上で「#FreeShinji(シンジを自由に)」というハッシュタグをはやらせたエピソードは日本でも広く報じられたが、これらは“香川のベンチ”が少なからず議論を呼んでいることの証明だ。
マンチェスターのファンからも信頼度は高い。地元紙『マンチェスター・イブニング・ニュース』では、サポーターの投票で希望のスタメンを選ぶ「Fans' Starting XI」というプレビューが試合前に載るのだが、ここでも香川はスウォンジーとの開幕戦を除く全試合で“先発”の座を手に入れている。
「香川真司はどこに行った?」
「語り尽くされたテーマだが、香川真司はどこに行った?」
これらはあくまで“外野”の声。ピッチに立つために必要なのは“現場”の声であることは確かだが、おそらく日本のファンが思っている以上に、香川はイングランドとマンチェスターで待望されている。試合数が多くなる今後、間違いなく出場機会は増える。“外野”の高評価が間違っていないことを証明するチャンスは、遅かれ早かれ必ずやってくる。
<了>