恩返し?リベンジ?巨人から戦力外通告を受けDeNAに拾われた堀岡投手。大舞台で古巣相手に1イニングピシャリ。CS最終ステージ初戦の勝利に貢献

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【恩返し?リベンジ?巨人から戦力外通告を受けDeNAに拾われた堀岡投手。大舞台で古巣相手に1イニングピシャリ。CS最終ステージ初戦の勝利に貢献】

【これはnoteに投稿されたセイノさんによる記事です。】
これは恩返しというべきか、リベンジというべきか。巨人から昨季オフに戦力外通告を受け、DeNAに拾われた堀岡隼人投手(26)。クライマックスシリーズ(CS)最終ステージという大舞台で古巣相手にマウンドに上がった。八回の1イニングをピシャリ好リリーフ。DeNAの初戦勝利に貢献した。成長した姿を古巣の巨人に見せつけた投球だった。

16日に東京ドームで行われた最終ステージ初戦。セリーグ3位から勝ち上がったDeNAはファーストステージに続き、アウェーでの戦いとなる。

それでも昨季日本一となった阪神を下しての勝ち上がり。今のDeNAには勢いがある。打線は四回に佐野恵太選手がソロ本塁打を放って先制した。七回には代打筒香嘉智選手が適時打を放って2-0とリードを広げる。

投手陣も先発ケイ投手が6回無失点。七回には山崎康晃投手、坂本裕哉投手の2人を継ぎ込んで、相手に得点を許さない。

そして八回裏。マウンドに送られたのが堀岡投手だった。プロ生活8年目。2016年のドラフト会議で巨人から育成7位の指名を受けて入団した。

巨人時代に1軍で登板したのは3シーズンの計18試合のみ。決して活躍したとは言えなかった。1試合投げて2軍落ちする憂き目にもあった。そして昨季オフに巨人から戦力外通告を受けた。

失意の堀岡投手を救ったのが、DeNAだった。育成選手契約を結び、堀岡投手が2軍で好投を続けると、6月に支配下登録を結んだ。

今季1軍で6試合に投げ失点ゼロ。防御率0の成績を収めた。そしてCSという大舞台のメンバー入り。阪神とのファーストステージでも1試合に投げて無失点と好ピッチングを披露した。

そして日本シリーズ進出をかけた最終ステージ初戦にも登板のチャンスが与えられた。相手は古巣の巨人。胸中には複雑な思いがあっただろう。

緊迫の八回。先頭打者にヒットを許したが、150キロ超のストレートにフォークを織り交ぜて後続をピシャリと封じた。4番の岡本和真選手には140キロのフォークでライトフライに抑えて、歓喜の雄たけびを上げた。1イニング無失点の好リリーフだった。

試合は2-0でDeNAが逃げ切り勝ち。堀岡投手は一躍救世主に躍り出た。古巣相手の登板。意識したか問われると「もちろんありましたが、気にしすぎてもいい方向にはいかない」と打者を一人一人抑えることに集中した。それが好救援につながったのだ。

これは古巣巨人への恩返しとなるのか、それともリベンジとなるのか。いずれにしても、堀岡投手にとって、サクセスストーリーとなった。

今後も重要な場面で堀岡投手は起用されるだろう。マウンドの救世主。堀岡投手のさらなる活躍に期待だ。
見出し画像:富澤友則
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