キック世界No.1への道―自演乙、久保ら参戦=グローリー

t.SAKUMA

12.2グローリー日本大会への出場が決まった(左から)江幡、自演乙、久保、松本 【t.SAKUMA】

 欧州に拠点を置くキックボクシングのグローリーが11日、都内で会見し、12.2千葉・幕張メッセ「GLORY 4 Tokyo GRAND SLAM HEAVYWEIGHT」の大会概要を発表した。大会は2部制で行われ、第1部では「PRE ROAD TO GLORY」と銘打たれた日本人選手中心のワンマッチが数試合、組まれることが決まった。

 この日の会見には「PRE ROAD TO GLORY」に出場が決まった長島☆自演乙☆雄一郎、久保優太、江幡睦、松本哉朗の4選手が同席。現在、グローリーではアジア人選手の多い軽量級の設置も検討中だといい、今大会での活躍が継続参戦の道となることは間違いなさそうだ。

自演乙「一般大衆にアピール」久保「目標ペトロシアン」

本日のコスプレは『NARUTO −ナルト−』のうちはイタチ 【t.SAKUMA】

 開催予定だった「イッツ・ショウタイム」日本大会が消滅し、活動の場を探していた自演乙も参戦が決定。この日、人気漫画『NARUTO −ナルト−』のうちはイタチのコスプレで登場した自演乙は「自分はこういう格好をしているからこそ、アグレッシブなファイトでギャップをみせて、一般大衆に思い切りアピールしたい。普通の世界中のファイターがしていないことをやってKOで勝って、格闘技を見ない層というのを相手にして、広められるファイトをしていきたい」と気合十分に語った。

 今大会、60kg台後半の契約で出場予定の久保は「グローリーという団体は世界一を決める団体だと思うので目標とする選手を一人ずつ倒していきたい」と改めて対世界に照準。70kg級のジョルジオ・ペトロシアンの名を挙げ、「前回66キロで試合をしたので、それより重い体重でチャレンジしていきたい。今はペトロシアン選手が世界一だと思うので、ペトロシアン選手を目標に70キロまで体重を上げようと思っています」と意気込んだ。

新星・江幡睦「KO狙いで会場を盛り上げる」

キック界の新星、江幡兄弟の兄・睦はKO宣言だ 【t.SAKUMA】

 また、新日本キック・フライ級王者の江幡は「ボクの階級ではKOが少ないと言われてるのですが、とにかく熱い試合、KO狙いで会場を盛り上げる試合をしたいと思います」とアグレッシブファイトを約束。ヘビー級王者の松本は「ヘビー級のパワーもあって、中量級のスピードもあって、テクニックもある85kg級の醍醐味をみせたい」と日本ではなじみの薄いミドル級をアピールする場に定めた。
■「GLORY 4 Tokyo GRAND SLAM HEAVYWEIGHT」
12月2日(日)千葉・幕張メッセ 開場12:30 オープニングファイト開始12時45分 第1部開始13:15 第2部開始15:00

【PRE ROAD TO GLORY 出場予定選手】

長島☆自演乙☆雄一郎
久保優太
松本哉朗
江幡睦

【ヘビー級1DAYトーナメント 出場予定選手】

セーム・シュルト
レミー・ボンヤスキー
ピーター・アーツ
ジェロム・レ・バンナ
エロール・ジマーマン
グーカン・サキ
セルゲイ・ハリトーノフ
フィリップ・ヴェルリンデン
イスマエル・ロント
アンダーソン“ブラドック”シルバ
ブライス・ギドン
タイロン・スポーン
ジャマール・ベン・サディック
イゴール・ユルコビッチほか
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