エバンスがフランチャイズ初のダンクチャンピオンに=NBAオールスターサタデー

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ダンクコンテストで優勝したエバンス。代理の出場ながら、観衆を沸かせるスーパープレーを披露した 【Getty Images】

 26日(日本時間27日)、NBAオールスターサタデーが開催され、ダンクコンテストやスリーポイントコンテストが開催された。ダンクコンテストは本命不在の中で拮抗した展開となったが、わずかの差でジェレミー・エバンス(ユタ・ジャズ)が栄冠を手にした。

伏兵エバンスが栄光をつかむ

 今年は従来の審査員がおらず、100パーセントファン投票で優勝が決められたダンクコンテスト。デリック・ウィリアムス(ミネソタ・ティンバーウルブズ)は昨年のブレイク・グリフィン(ロサンゼルス・クリッパーズ)の車越えならぬバイク越えのダンクや、バックボードの側面に当たったボールを360(スリーシックスティ/空中で1回転スピンしてからするダンクシュート)で決めるなど観客を盛り上げる。ポール・ジョージ(インディアナ・ペイサーズ)は身長218センチのロイ・ヒバート(ペイサーズ)を含む2選手を飛び越えるダンクや、暗闇の中で行なった幻想的な360のウィンドミル(ボールを持った腕を回転させながら行なうダンクシュート)で対抗。チェイス・バディンガー(ヒューストン・ロケッツ)はセドリック・セバロス氏(元フェニックス・サンズなど)の目隠しダンクを再現し、観客を沸かせる。しかし彼らを抑えて優勝したのは、故障のイマン・シャンパート(ニューヨーク・ニックス)の代わりに選ばれ、最初の試技で変哲のないダンクを披露しブーイングを浴びたエバンスだった。

 エバンスは2本目で、椅子に座ったゴードン・ヘイワード(ジャズ)を飛び越しボール2つをリングにたたきこむ離れ業を披露。最後は往年のスーパースター、元ジャズのカール・マローン氏の代名詞と言える、左手を頭の後ろに回す「メールマン」のポーズで俳優のケビン・ハートを飛び越えるダンクを決めた。およそ400万票集まったファン投票の内、29%を得票したエバンスがバディンガーを1%上回り、ユタに初のスラムダンクコンテストの優勝トロフィーをもたらした。

多彩さを証明したラブ、リベンジを果たしたパーカー

 ダンクコンテストの直前に行われたスリーポイントコンテストでは、こちらも伏兵が激戦を制した。優勝したのは、決してスリーポイントが武器ではないケビン・ラブ(ティンバーウルブズ)。ラブは1回戦で同率3位となると、タイブレークでマリオ・チャルマーズ(マイアミ・ヒート)を退け決勝に進出する。迎えた決勝でもケビン・デュラント(オクラホマシティ・サンダー)と同率となり、またもタイブレークの末に勝利をつかむ。ラブの勝負強さが光り、インサイドのオールラウンダーという評判を一層高めることに成功した。

 また、スキルズ・チャレンジではトニー・パーカー(サンアントニオ・スパーズ)が1回戦、決勝ともにトップを譲らず完全優勝。パーカーは過去に参加した2003年、2009年ともに最下位に終わっており、見事にリベンジを果たした。オールスターサタデーの皮切りとなったシューティング・スターズではランドリー・フィールズ(ニックス)、アラン・ヒューストン氏(元ニックスなど)を擁するチーム・ニューヨークが優勝した。
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