全日本離脱の和田京平レフェリーがSMASHに“参戦”
呼び出しを受けたTAJIRIに藤原組長は…
FUNAKIにまんまと騙されたTAJIRIは藤原組長の前で萎縮 【(C)スマッシュ】
TAJIRIにとっては、迎えたくない人生最悪の日が遂にやってきてしまった。TAJIRIが“華名イジメ”をしているとのことで始まった今回の騒動。藤原の弟子であるFUNAKI、さらに孫弟子となる華名から、TAJIRIの“華名イジメ”で師匠・藤原が激怒していると伝え聞いたTAJIRIは、必死になって疑惑を否定し続けたものの、ついに藤原本人から呼び出しを受けるという最悪の展開を迎えてしまったのだ。
そして、FUNAKIからの連絡通りに藤原が呼び出しの場所に指定した藤原組の事務所に菓子折り持参でやってきたTAJIRI。恐怖のあまり既に顔面蒼白のTAJIRIは、「すみません! 失礼します!!」と意を決して事務所のトビラを開けると、「おう、TAJIRIじゃねえか! どうしたんだ? 来るんだったら、連絡してくれよ!」と、驚きの表情を浮かべる藤原の姿が。藤原のまさかの反応にTAJIRIは困惑しながらも、「どうしたの急に。まあ、中に入れよ」という藤原の招きに従って恐る恐る事務所の中へ。そして、まずは藤原のご機嫌を伺うべく、TAJIRIは新宿で購入してきた菓子折りを手渡す。
TAJIRIから菓子折りを受け取った藤原は、「チョコレート? 酒じゃねえのかよ」と、一瞬表情を曇らせるも、「(箱の中に)小判が入ってるってことはないよな?」とニヤリ。この時点で完全に萎縮して表情が固まってしまったTAJIRIは、「7月15日、よろしくお願いします」と深々と頭を下げると、「挨拶はいいんだけど、来るんだったら電話をくれないと」と注意する藤原。このやり取りに、藤原が激怒しているとFUNAKI&華名から聞いていたTAJIRIは状況が飲み込めずに困惑するも、自分から話題を切り出すこともできず。二人の間にピンと張り詰めた空気が漂う。
ここでTAJIRIは意を決して「あれ、怒っていらっしゃるとかそういうことを……」と恐る恐る尋ねると、「何を? 試合のオファーをいただいて怒るわけねえじゃねえかよ。あっ、そうか、ギャラが安いからとか?」と、ジョークを飛ばして笑い飛ばす藤原。これには「怒ってないですよね。そんなわけないですよね……」と自分に言い聞かせるようにTAJIRIもここでようやく表情がゆるむと、ここぞとばかりに自分が初めて生で観たプロレスが藤原の試合だったことを告白し、ここから昔話に花が咲く。
キャリア38年、今年で62歳となるレジェンドレスラー、藤原を前にしてすっかりプロレス少年に戻ってしまったTAJIRIは、「天龍さんとの試合は、やっぱりチョップvs.頭突きを間近で観てみたいです」と語ると、藤原は「それだけで30分はちゃんと持つからね」とニヤリ。「見た目が全然変わりませんね」と感心するTAJIRIに、藤原も笑顔を浮かべながら「そうか? お前、俺に惚れてるんじゃねえか」と上機嫌だ。
FUNAKIの心理戦に翻ろうされっぱなしI
一瞬でTAJIRIの腕を決めて見せた藤原組長 【(C)スマッシュ】
藤原との対面を終え、事務所の外でようやくひと息ついたTAJIRIは、携帯の着信に気づくと、「もう心理戦は始まっているんだよ。ハッハッハ! アイム・ソーリー!」というFUNAKIからのメールが。これには、FUNAKIの策略にまんまとハマってしまったTAJIRIも、「なんだよ、これ」と憤慨。『SMASH.19』に向けての前哨戦は、まずは藤原陣営が心理戦で一本取った形となった。はたして、天龍&TAJIRI&朱里の巻き返しはあるのか!?
「SMASH.19」
<6人タッグマッチ>
天龍源一郎(天龍プロジェクト)、TAJIRI、朱里
藤原喜明、FUNAKI、華名
<6人タッグマッチ>
ウルティモ・ドラゴン、カズ・ハヤシ(全日本プロレス)、Ray(アイスリボン)
大原はじめ(FCF)、Gamma、紫雷イオ
<初代SMASHディーバ王座決定トーナメント1回戦>
セリーナ
中川ともか
<初代SMASH王座決定トーナメント1回戦]>
木藤勝利
VENENO
<初代SMASH王座決定トーナメント1回戦>
矢郷良明
ゼウス
【参戦決定選手】
真琴(アイスリボン)