全日本離脱の和田京平レフェリーがSMASHに“参戦”
7.15SMASHで試合を裁くことが決まった和田京平レフェリー(中央) 【(C)スマッシュ】
この日の会見には、和田レフェリー、酒井正和代表、そしてプロデューサーを務めるTAJIRIが出席。まずは、酒井代表が「昨日、和田さんの会見がありまして、すぐさま私のほうからオファーを出させていただきました。そして、和田さんからSMASHに参加したいという気持ち良いお返事をいただきまして、記者会見の運びとなりました」と、会見に至る経緯を説明。続いて、SMASHでレフェリーを務めることになった和田レフェリーは、「やっぱりプレスの方々の力は凄いなと。昨日の記者会見が終わった途端に酒井さんからお電話をいただきまして、“ぜひ必要だから上がってください”と言われ、必要であるならばどこでも上がるつもりなので、即決で“よろしくお願いします”と言いました」と、オファーを受けたときの心情を語った。
TAJIRIは“神の裁き”に期待
酒井代表(右)は全日本プロレス離脱会見直後に電光石火で勧誘 【(C)スマッシュ】
これに対し、和田レフェリーは「そこまで言われるとねえ」と笑顔を見せると、「神かどうかはわからないけど、やっぱり僕もジャイアント馬場さんに、“お前がリングに上がったら、一番偉い、強いんだぞ”ってことを言われた。やっぱりリングに上がったらレフェリーというものは、僕は一番権限を持っていると思う。誰にも文句は言わせない。だから、そういうふうに言ってくれる団体があれば一生懸命にやりたいと思います」とコメント。さらに、TAJIRIは、7.15『SMASH.19』(後楽園ホール)で行なわれる天龍源一郎&TAJIRI&朱里vs.藤原喜明&FUNAKI&華名の一戦の裁きを和田レフェリーに要請。これを受けて、和田レフェリーは「天龍さんと藤原さんが? いやあ、参ったな〜。俺も怖いくらいですねえ。あの二人は神よりも上ですな、こりゃ」と苦笑いを浮かべるも、「でも、リングに上がったら僕が強いんで、なんと裁きたい」と、意欲を燃やした。
さらに会見では、レフェリーの後進育成にまで話が及び、和田レフェリーが語るレフェリー哲学に、「話に深みと重みがありますね。たまらないです」と、感心しっぱなしのTAJIRI。37年のレフェリー人生を歩み、伝統と歴史を知る和田レフェリーが、まだ歴史が浅いSMASHのリングで裁くことによってどんな化学反応が生まれるのか!? 『SMASH.19』に向け、日本が誇るレジェンドレフェリーとSMASHの融合に注目せよ!